大した量を観てないので書くべきか迷ったが習慣なのでやはり作っておく。上期に劇場で観た映画は66本、コロナの影響で例年の6割ぐらいか。そのうち外国映画は42本。3月までの公開では秀逸なのが多かった。
- 1)「母との約束、250通の手紙」- 毒親とダメ息子にしか見えない
- 2)「ランボー ラスト・ブラッド」- あまりに雑な脚本
- 3)「ポップスター」- スター出世ものとしては平凡
大した量を観てないので書くべきか迷ったが習慣なのでやはり作っておく。上期に劇場で観た映画は66本、コロナの影響で例年の6割ぐらいか。そのうち外国映画は42本。3月までの公開では秀逸なのが多かった。
大した量を観てないので書くべきか迷ったが習慣なのでやはり作っておく。上期に劇場で観た映画は66本、コロナの影響で例年の6割ぐらいか。そのうち外国映画は42本。3月までの公開では秀逸なのが多かった。
グレタ・ガーウィグ監督、ルイザ・メイ・オルコット原作「若草物語」。南北戦争の時代、マーチ家の四姉妹はしっかり者の長女メグ(エマ・ワトソン)、小説家を目指す次女ジョー(シアーシャ・ローナン)、内気で音楽好きな三女ベス(エリザ・スカンレン)、人懐っこく美術好きの末っ子エイミー(フローレンス・ピュー)。父は従軍牧師で出征し、母と四姉妹の暮らし。そして隣家ローレンス家には一人息子ローリー(ティモシー・シャラメ)がいたが…。「若草物語」とその続編「続 若草物語」を、時間を交錯させて再構成した感じ。原作を読んだのは遥か昔なので記憶はちょっと曖昧。「レディ・バード」の監督と主演の組み合わせで期待だったけど、さすがジョー役のローナンは上手いな。四姉妹すべてを追いかけるとかなり長くなるから、ジョーだけにもっと集中して欲しいのだが、そうもいかないか。4姉妹とも現代っ子っぽいが、美術とか建築とか、時代背景の描き方とかもいい。メリル・ストリープはいかにもマーチ伯母。
ジェフ・ファウラー監督。宇宙最速で走るパワーを持つ青いハリネズミのソニック(声:ベン・シュワルツ)は、その力の秘密を守るためにリングの力でやってきた地球、米国の田舎町で暮らしていた。保安官トム(ジェームズ・マースデン)、妻で獣医マディ(チカ・サンプター)を心の友にしていたが、ある事件をきっかけに政府のドクター・ロボトニック(ジム・キャリー)が調査にやってくる…。セガのゲームキャラがベースのオリジナルストーリ。映画の当初のデザインは酷かったが挽回、完全にソニックになっていてよろしい。子供にもわかる単純な話に作ってあるが、物語もよく出来ていると思う。特に悪役エッグマンのジム・キャリーがうまくハマっているのに感心した。田舎町、LAの対比の使い方も上手い。
エイドリアン・グランバーグ監督。元グリーンベレーのジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)は、旧友マリア(アドリアナ・バラッザ)、その孫娘ガブリエラ(イベット・モンレアル)とアリゾナの牧場で暮らしていたが、いまだベトナム戦争の悪夢は消えていなかった。ある時、ガブリエラはメキシコの人身売買カルテルに拉致され、ランボーはそれを救いに向かう。カルテルのマルティネス兄弟の反撃に遭い、現地のカルメン(パス・ベガ)に助けられるが…。一作目1982年から38年、前回の「ランボー最後の戦場」から12年、スタローン73歳で最後のランボーの、はず。出だしはいい感じでいけるかと思ったが、その後の脚本はかなり雑。これは前回の「ランボー最後の戦場」も同じだったかもしれない。派手な戦闘(でも古風)をやりたいだけな感じか。ジャングルなどの野戦でもないので、あんまりランボーらしさもない。そもそも敵に魅力ないのがダメかなあ。
ジャスティン・ペンバートン監督。フランス経済学者トマ・ピケティの同名経済学書を映像化した社会派ドキュメンタリー。インタビューはトマ・ピケティ、ジョセフ・E・スティグリッツ、ジリアン・ラット、イアン・ブレマー、フランシス・フクヤマなど。解説書は読んだ原作読んでないので、どの程度の内容一致なのか分からない。でも、まあ誰にも分かりやすく説明している。奴隷労働、階級の発生、フランス革命などなど広い内容。比較的、マジメな展開と説明。「ウォール街」 、「プライドと偏見」とか取り入れて、ポップカルチャーっぽくして、エンタメ感出しているけどあんまり意味はないかな。また、マイケル・ムーアの「キャピタリズム-マネーは踊る」みたい扇動感は薄い。全体には真面目。