電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

1997-01-01から1日間の記事一覧

「モスラ」 97/01/01

観る気は無かったけど、合成をほとんどMacでやっているというのが気になって観ました。全体には、最近のゴジラよりはずっといい。あのヌイグルミ的モスラに耐えれば、まあ、悪くないかも。ゴジラほど金もかかってないのが良かったのかも(^^;)。ストーリ的に…

「虹をつかむ男」97/01/06

地方の映画館を守る西田敏行が主人公。「男はつらいよ」の後を引き継ぐ、山田洋次の人情喜劇なはずなんだけど…、これはダメじゃないかな。特に、西田敏行が語る昔の名画、映画讃歌の部分がよくないなあ。映画を語るにはあまりに直接的過ぎて興ざめしてしまう…

「サラリーマン専科・単身赴任」97/01/06

意外な事に面白かった(^^)。非常に小市民的なコメディだけど、状況的ギャグなんか使い古されたパターンだけどよかった。「男はつらいよ」の後を一本で引き受けるだけの力は無いかもしれないけど、シリーズとしては悪くないと思う。いかにも小市民的セコさを…

「フェティッシュ」- Curdled - 97/01/04

徹底的にブラック・コメディ(^^;)。殺人を目撃した少女時代の体験から、殺人事件マニアになるのが主人公。これが殺人現場専門の掃除業に就職する。もう一人の主人公がBlueBloodと呼ばれる殺人鬼ウィリアム・ボールドウィン。この二人の接点からドラマが始ま…

「カップルズ」97/01/04

エドワード・ヤン監督の中ではなじみやすい方かな。青春群像劇というのは同じだけれど、ストーリ的に単純だし、それぞれのキャラクタの役割がはっきりしているからかな。好きだけど、ちょっと平凡という印象。

「恋の闇、愛の光」- Restoration - 97/01/04

17世紀、志高い医者が宮廷に取り入れられが、やがて追放。メグ・ライアン演ずる精神を病んだ患者と出会い、医者としての自分を取り戻していく。展開としては意外にスピーディで飽きさせない。宮廷の再現とか、かなりうまい。とは言え、見終わった後の印象は…

「世にも憂鬱なハムレットたち」 - In The Bleak Midwinter - 97/01/11

監督、脚本がケネス・ブラナー。田舎の教会、ハムレットを演ずるために集まった人々の群像劇。それぞれが一癖二癖ある連中ばかりで個性としては面白い。ストーリ的には単純だけど、まあ、単純に楽しめばいいのかな。

「天使の贈りもの」- The Preacher’s Wife - 97/01/12

潰れそうな教会を守る牧師の妻がホイットニー・ヒューストン。教会を守るためにつかわされた天使がデンゼル・ワシントン。配役は豪華だけど、ストーリは平凡。誰が作ってもこうなりそうだという展開。途中のホイットニーのボーカルはさすがに聞きごたえがあ…

「評決のとき」- A Time To Kill - 97/01/14

グリシャムの処女小説が原作。さすがに処女作だし、彼の中でも一番社会性が強い代わりに、ストーリテーリングはちょっと弱いという、原作の印象があります。原作に負けずに映画も長尺で2時間30分。でも、飽きずに見られます。ストーリは比較的原作に忠実な…

「グロテスク」 - The Grotesque - 97/01/18

英国の田舎に来た執事のスティング(!)を中心とするブラックなストーリ。製作も英国で、もうちょっと英国らしいブラックさを求めていたんだけどイマイチ。スティングをはじめ、役者それぞれはアクが強くていいんだけど、ストーリ全体となるとボヤけた印象しか…

「アンフォゲッタブル」 - Unforgettable - 97/01/18

脳医学者の発明による、脳髄液による記憶の移植。自分の嫌疑を晴らすため、また妻の死の復讐のために、これを捜査に使う検死官が主人公。殺人の調査のために、殺される瞬間を何度も追体験するシーンがなかなか迫力あります。でも、他人の記憶を得る事による…

「月下の恋 」- Hunted - 97/01/25

ルイス・ギルバート監督。英国の田舎の屋敷で繰り広げられるゴシック調ホラー。双子の妹を事故で失った心の傷から心理学者になった教授になった男が主人公。インチキな心霊現象を暴く本で有名になり、田舎町の屋敷からの霊に悩む老女からの手紙で出かけてい…

「フェノミナン」 - Phenomenon - 97/01/19

ジョン・タートルトーブ監督。これは意外に面白かった。まあ、ほとんどは内容を知らなかったのと、期待してなかったからかもしれないけど。予告編を見て判るのは、トラボルタ演じる極普通の男が不思議な光を見た時から突然、天才的な知能や超能力を持ちはじ…

「グリマーマン」 - The Glimmer Man - 97/01/23

主人公はスティーブン・セガール。元特殊工作員だが現在は東洋思想にかぶれた仏教徒。当然、殺生は禁止(^^;)。L.A.に転任して、黒人の刑事と新コンビを組む。事件はキリストの磔を模した連続殺人。ここにC.I.A.や死の商人、ロシア・マフィア、密輸事件が絡む…

「秘密と嘘」 - Secrets&Lies - 97/01/25

カンヌを制しただけあって、かなり混んでいました。もう2カ月近くやっているのに。最初、俳優とか撮影とかヘタだなあと思いつつ観ていく…、顔も知らずに養子に出した娘と母親の再会のドラマ。結局、それだけの話なんだけど、実に丁寧に淡々とエピソードを重…

「弾丸ランナー」97/01/25

実は、「女優霊」を観にいったんだけど、日にちを間違えて、しょうがないので観てきました(^^;)。俳優のさぶが有志を集めて作った映画。ホントに走り続ける映画、かなりの力技という気はするけど、それほど悪くなかった。あまりに単純過ぎるけど、つまらない…

「スティーブン・キング痩せゆく男」 - Stephen King’s Thinner -97/11/29

キングがリチャード・バックマンの名前で出したのが原作ですが、この小説自体、キングの中でベスト5に入るぐらい好きです。映画化もそれなりにいいです。ただし、小説の好きな部分はちょっと違ってました。小説の中では、探偵のジプシー追跡劇が好きでした…