電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

1997-07-01から1日間の記事一覧

「ロスト・ワールド - ジュラシック・パーク」 - The Lost World:Jurassic Park -

試写会で観ました。原作は詰まらない印象があったのですが、映画は映画なりにまあいいんじゃないでしょうか。原作から、かなり荒っぽい変更の仕方ではありますが。と言うか、まるで違うと思った方がいいかも。登場人物を原作と比較してみると、マルカム博士…

「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」 - The Empire Strikes Back:Special Edition -

1の特別篇より、こっちの方が随分変更があった気がするけど、上映時間で見てみると5分しか伸びてないです。雪原のシーンなんか、なかなか良くなってました。しかし、この続きもの風のラスト・シーン、これから次の「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」まで…

「東京夜曲」

市川準監督の新作。もう市川準は完全に自分のスタイルを確立してしまいました。第二の小津安二郎を目指しているのか、このかたくなスタイルへの固執は興味深いモノがあります。思えば、オムニバスの「ご挨拶」あたりではほとんどでき上がっていたスタイルで…

「セイント」

聖者の名前をかたる変装の名人、孤独な怪盗がヴァル・キルマー演ずるセイント。怪盗としては実に古典的な形。新しいのはPowerBookを駆使して、依頼人とメールのやり取りをする所ぐらいか(^^)。そこに核融合の発明、ヒロインの女性学者が絡む攻防。最初から最…

「鉄塔武蔵野線」

長尾直樹監督、原作は銀林みのるの日本ファンタジーノベル大賞受賞作。長尾直樹の前作、「東京の休日」は実に詰まらなかった。鉄塔をたどって行くと何があるのか…、鉄塔武蔵野線の1号鉄塔を求めて小学生見晴と子分のアキラがチャリンコを駆る。○○の先には何…

「クローンズ」

マイケル・キートン主演。自分の時間を有意義に過そうとクローン人間を作る。そこから生まれる騒動。これは映画としては失敗作だと思う。クローン人間が入り乱れるという一点の面白さだけで、他に設定の練りがまったくない。つまらない。ただし、個人的には…

「THE END OF EVANGELION」

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君にTV、前回の劇場版「シト新生」、今回の「THEEND OF EVANGELION」と通して観ると、やはり庵野秀明、最後には逃げているなあという感想を持ちます。すべてを説明する必要も無いし、未知な部分は残っていいん…

「もののけ姫」

導入部から緊張感一杯の展開。最後まで実に面白かった。やはり、宮崎アニメはクオリティが異常に高い。他の追従を許さない感があります。特に今回の、霧、水、雲、霞といった自然描写のうまさと言ったら驚くばかり。ディズニーにも、このアニメでの自然描写…

「学校の怪談3」

学校の怪談は1,2と平山秀幸が監督やっていたけど、今度は「ガメラ」で注目度も高い金子俊介が担当。1はそれなりに好き、2はまるで子供騙しだったけど、3はまあまあ見られるかな。子供騙しという路線はあまり変わってないけど。先生役の西田尚美の演技は新鮮…

「太陽に抱かれて」

女性監督ミーラー・ナーイル、主人公は「いとこのビニー」のマリサ・トメイ。キューバーからフロリダへの難民、米国で暮らすために即席の家族を仕立てる。そこから生まれる愛憎とドラマ。ラテン系のノリで、ちょっと大雑把な感じ。もうちょっとドラマとして…

「ウェルカム・ドールハウス」

1996年のサンダンス映画祭国際批評家連盟賞受賞作。トッド・ソロンズ監督。ブス、レズ、バカと、学校全体からいじめにあって、家族からも見放され、確かに容姿も性格も悪い主人公の中学生(^^;)。友達は近所の小学生だけ。監督の視点は、主人公に愛情を注ぐで…

「うなぎ」

なんでこれでカンヌのパルムドール?という印象を受ける人が多いと思うけど、私も同じ。いい所は、今村昌平監督も俳優も実に力を抜いてのびのびしている所。それだけに、緊張感を感じないし、物足りなさもある。話としても面白いし、役所広司、清水美砂も悪…