電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

1997-12-01から1日間の記事一覧

「ブラッド&ワイン」- Blood & Wine -

ボブ・ラフェルソン監督、ジャック・ニコルソン、スティーブン・ドーフ主演。ラフェルソン監督とニコルソンの組み合わせは「郵便配達は二度ベルを鳴らす」などがある。ドーフ、ニコルソンが親子の役、ニコルソンの犯罪から親子の関係がネジ曲がり、対決へと…

「セブン・イヤーズ・イン・チベット」- Seven Years In Tibet -

ジャン=ジャック・アノー監督、ブラッド・ピット主演、若く生意気盛りのオーストリアの登山家が、ドイツのヒマラヤ征服の登山隊に参加。二次大戦の勃発、収容所生活と苦難が続く。実際、チベットに入ってダライ・ラマに会う前までが随分長くて、チベットの生…

「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」

TVのオリジナル版のキャスト、スタッフが好きなので、ちょっと期待していたけど…、内容以前に、すべてハイビジョンで撮影された映像の様で、そのクオリティが低くて、観ていて疲れる。上海の劇団での、呪い唄に従った連続殺人事件。舞台設定などちょっと面白…

「スペース・トラッカー」- Space Truckers -

良くも悪くもB級SF映画。トラック野郎の物語を、そのまま未来の宇宙に移して、ひょうんな事から地球を救うハメになる。まあ、そんな単純なストーリ。デニス・ホッパーとスティーブン・ドーフ主演。いかにもB級な雰囲気を楽しめれば、結構楽しい映画。

「プレッシャー 壊れた男」- Under Pressure -

主人公、チャーリー・シーン演じる消防士は、街の英雄ではあるが、多くのプレッシャーに耐えかね、一線を越える。そういうアイデア自体は面白いが、ちょっと直球勝負っぽい、ある意味平凡な展開でがっかりさせられる。チャーリー・シーン自身は結構いいんだ…

「タオの月」

雨宮慶太は、「人造人間ハカイダー」はともかく、「ゼイラム」1,2は結構好き。今回も舞台設定や、デザインはいいんだけど、決定的にダメなのが肝心の怪物。CGでも、模型でもその印象はチンケにしか感じない。もうちょっとカメラワークなどで工夫すればいいん…

「音響生命体ノイズマン」

「メモリーズ」の森本晃司の短編。「王立宇宙軍オネアミスの翼 <サウンドリニューアル版>」の併映。一部だけ3DCG、他は着彩だけをコンピュータでやっているのかな。普通のアニメでは使われない、不思議な色を使っている。ともかく、SF大会のオープニングアニ…

「王立宇宙軍 オネアミスの翼 」

GAINAXの'87年のアニメのリニューアル版。「エヴァンゲリオン」で儲かった勢いか(^^;)?作品自体のイメージは、最初と変わらない。やはり、恋愛部分にはぎこちない所を感じた。サウンドリニューアルしたからでもないだろうけど、坂本龍一の音楽はやっぱりよ…

「マグニチュード 明日への架け橋」

阪神大震災を契機に、映画で防災意識を高めようという心意気は判るんだけど、だからこそ面白い映画を作って欲しかった。監督は菅原浩志、主演は緒方直人、薬師丸ひろ子、田中邦衛の消防士の田中邦衛は20年前の震災で妻を亡くす。その息子、緒方直人は父と離…

「エアフォース・ワン」 - Air Force One -

ウォルフガング・ペーターゼン監督、ハリソン・フォード主演。大統領機がハイジャックされる、大統領自身が「ダイ・ハード」なみの活躍でテロリストたちと渡り合っていく。この破天荒な設定が面白いし、息をもつかせぬテンポの良さは気持ちよい。とは言え、…

「新・サラリーマン専科」

シリーズ第三作。まあ、何とも気軽な映画で私好みじゃないけど、好きな人は好きでしょう。義理の父として、森繁久彌が出てくるが、三宅祐司とのエピソードとの絡みが少なく、結果的に三宅と森繁の二つのエピソードに分離した印象を受けるのが残念。ストーリ…

「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」

オリジナルは1980年。山田洋次監督、渥美清、浅丘ルリ子主演。これは特別編だけど、オリジナルはずっと前に観ている。確かに、これはシリーズの中でも面白い方だと思う。特別編には、オリジナルに満男のエピソードが入っているが、まあ、そこはどうでもいい…

「メン・イン・ブラック」- Mem In Black -

バリー・ソネンフェルド監督、トミー・リー・ジョーンズ、ウェル・スミス主演。スピルバーグ印らしく、いかにもお気楽に楽しめる映画。ただ、純粋に楽しめればそれでいい気がする。時間的にも短いし、ちょっと物足りない所は多いけど、まあ、そんな事を云々…

「愛する」

熊井啓監督。遠藤周作原作「私が棄てた女」。熊井が遠藤の原作を扱うのは、「海と毒薬」「深い河」に続いて3作目。原作は未読なので、どの程度、原作に沿っているか判らない。難病施設、ハンセン病とその差別という重いテーマを扱うのはいいのだけど、あま…

「バウンス KoGALS」☆

原田眞人監督。コギャルというタイトルから受けるイメージがいかにも安直で、時代的、キワモノな印象があるけど、作品自体はしっかりした見ごたえがあるものだった。かなり面白い。それぞれの主人公の行動にあまり共感出来ないが。未完成ながら、面白いモノ…

「コン・エアー」 - Con Air -

監督サイモン・ウエスト、主演ニコラス・ケイジ。今年、やたらに多い航空機アクションものの一つ。凶悪犯ばかりが乗った囚人輸送機ハイジャックされる。そこに模範囚である、主人公ポー(ニコラス・ケイジ)が一人戦う。地上の保安官と連絡を取り合う所など、…

「私家版」☆

面白かった。簡単に言えば本で人を殺すというリベンジ・ストーリ。感情や描写を押さえた表現のミステリー性が雰囲気を出している。監督のベルナール・ラップはフランスのニュースキャスターとして有名らしい。主演はテレンス・スタンプ。スタンプも前に観た…

「タイタニック」☆

文句無く、面白かった。海原を行く船と波の合成や、流氷を見ると、金をかけた割にはCGの合成がチャチいなと感じた。でも、ラストの方ではそんなディティールはどうでもいいほどワクワクしていた。観客はラストの悲劇をすでに知っている。そこに、ゆっくりと…

「フル・モンティ」- The Full Monty -

最近の英国映画はとにかく面白い。一頃、文革の総括的な意味の中国映画で傑作が沢山出たが、それの英国版じゃないだろうか?好況の時代から、その衰退、そして現在の不況と失業者の山。これらをまとめあげて非常にいい設定にしてくる。「トレイン・スポッテ…

「虹をつかむ男 南国奮斗篇」

去年の正月映画の続編。山田洋次監督、西田敏行、吉岡秀隆主演。ヒロインは小泉今日子、松坂慶子。続編ではあるんだけど、微妙に設定が違っている。前作の劇場の場所が違うとか細かい所はおいておいても、最初混乱したのは、前回に出ていたほとんどの俳優が…