電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

1997-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「ついやってみたくなる不思議の本」

日本社 講談社+α文庫。時間つぶしに買った本だけど、ほんとに時間つぶしの本(^^;)。昔の科学と学習に出ていた様な、科学手品モノの話が多い。この手のは好きだったので、知っているネタばかりだった。まあ、20個に一つぐらいは面白いのはあったけど。

「天使たちの探偵」

原りょう ハヤカワ文庫。再読。前に読んだのは5年くらい前か。文庫本化して、文庫版書き下ろし「探偵志願の男」という短編が入った。原の書く文体が好きです。

「パスタとワインと豚のシッポ」

パンツェッタ・ジローラモ KKベストセラーズ。著者のジローラモが有名な人だとは知らなかった。ローマにいる知り合いに聞いたら知っているし、NHKのイタリア語会話のゲスト講師、TVのセリエAダイジェストにも出ているらしい。ま、内容はイタリアに関するエッ…

「イタリア的考え方」日本人のためのイタリア入門

フォビオ・ランベッリ ちくま新書。この本は実に真面目。比較文化論的な手法で、イタリア文化を語っていく。というよりは、日本人のイタリア観を正していくという方が正解かもしれない。イタリア文化の本を読んだら、ついでに読んでおくとためになる。

「ネアンデルタール」

ジョン・ダーントン 嶋田洋一訳 ソニー・マガジンズ。かなり売れているというので読む気になった一冊。著者はニューヨク・タイムズの記者、編集者。1982年戒厳令下ポーランドからの記事によりピュリッツー賞受賞。簡単に言うと、ネアンデルタール人が現代に…

「建築巡礼 ミケランジェロのローマ」

頼まれて買った本だけど、時間があったから読んでしまった。ローマに残っているミケランジェロの建築物の解説であるが、うまくまとまっていて読み物としても面白かった。。

「顔に降りかかる雨」

桐野夏生 講談社文庫。'93年江戸川乱歩賞受賞作。いまさらですが、やっと読みました。凄く面白かった。女流ハードボイルドと言ってしまうのは簡単だけど、そこら辺のハードボイルドよりずっと熱いものがある。最初はウォシャウスキーや映画「女にいちばん似…

「旅する人」

玉村豊男 中公文庫。「食客旅行」と重なるエピソードが多いが、こちらは食べ物よりもあくまでも旅中心。内容的には「食客旅行」の方が面白かった。南仏サント・マリーに集まるジプシー(ロマニ)とSara-Kali聖女信仰、ジプシーの移動車で共に旅する日本人の旅…

「アジア亜細亜 - 無限回廊」

日比野宏 。先月読んだ、「アジア亜細亜-夢のあとさき」の前作がこれ。これも旅行中に飛行機の中で読んだのだけど、凄く面白かった。旅の途中にいると余計面白く感じます。他の旅行記物に比べて、イカサマな奴らの出現度とトホホ度はかなり高いので面白いし…

「食客旅行」

玉村豊男 中公文庫。旅行中に飛行機の中で読んだ一冊。旅行中は、旅の話か食べ物の話か、そういう軽いエッセイが合っている気がする。この本は、旅先での食べ物の話ばかりでその両方を満たしてます。特にグルメ本ではなく、旅行中のほんのちょとした食べ物の…

「ロング・キス・グッドナイト」 - The Long Kiss Goodnight -

監督レニー・ハーリンと主演のジーナ・デイビスは「カットスロート・アイランド」に続いてのコンビかな。確かに「カット…」みたいに派手で、そこそこ楽しめるけど、粗い感じ。そこまでの映画という印象は、この「ロング・キス・グッドナイト」も同じ。まあ、…

「スリーパーズ」- Sleepers - ☆

内容的には盛りだくさんだけど、消化不良にはおちいって無い。うまいと思う。最初、ヘルズ・キッチンでの少年達の他愛もない日常。やがて事件から少年院時代の暗い日々。青年時代の法廷ドラマ。特に復讐戦の緻密さがいいです。こういう展開だとは思ってもな…

「傷だらけの天使」

豊川悦司、真木蔵人主演。結局、TVのショーケンと水谷豊の「傷だらけの天使」を越える訳でも無いし似たものを作ろうとしている訳でも無い。それだったら、なぜ「傷だらけの天使」なんてタイトル付けるのだろう、と疑問に思う。監督は坂本順治。映像的にもス…

「太陽の少年」

'70年代の文化大革命真っ最中の中国の少年達のストーリ。特に文革に焦点を当てている訳でも無い。文革の中、地方の農地に大人が皆、働きに出かけていて町が子供のものというのがちょっと面白い。派手な事件も展開も無いが、そこが逆にリアリティがあって、日…

「ロミオとジュリエット」- William Shakespeare’s Romeo & Juliet -

レオナルド・ディカブリオのロミオと、クレア・デーンズのジュリエット、シェイクスピア原作の現代への置き換え。それは舞台だけで、ストーリ展開や人物配置をあくまでも原作そのまま。特に台詞回しも、有名な所は原作そのままを使っているけど、これはワザ…

「ネゴシエーター」- Metro -

エディ・マーフィーの刑事アクションもの。と言っても、「ビバリーヒルズ・コップ」シリーズの様なふざけた刑事のイメージは無くて、ハードでクール。それに徹している所が成功していると思う。マーフィー演じるのは、邦題通りのネゴシエーター、人質事件の…

「デビル」- The Devil’s Own -

IRAの特殊工作員のブラッド・ピット。彼が居候する先がハリソン・フォード演ずる警官。ストーリ的にはちょっと単純過ぎて物足りなかった。二人が親密さと、その後の戦いの部分での心理的葛藤があまりにステレオタイプ過ぎて。結局、若手とベテランのスター競…

「ゴースト&ダークネス」- THe Ghost And The Darkness -

後で知ったのですが、1899年に東アフリカで起きた実話だそうです。2頭のライオンに130人以上が殺されていたとか。東アフリカのツァボ河に橋をかけるために赴任して来た大佐役が、ヴァル・キルマー。2頭の人食いライオンのために、仕事の完遂が難しくなり、…