1999-06-01から1ヶ月間の記事一覧
PHP研究所 鈴木秀子。「9つの性格」の恋愛版。タイプ別の組み合わせで、どういう点に気をつけたらいいかを解説している。しかし、同じタイプは絶対にうまくいかない、と最初から解説してないのだが、読んでみて同じタイプだったカップルの立場ってどうなる…
鈴木秀子 PHP研究所。著者は清心女子大教授。心理テスト・ブームに上手く乗った感じの97年出版のベストセラー。本書のベースになっているエニアグラムは、アフガニスタンで生まれ、イスラム教スーフィー派へと受け継がれた秘伝…らしい。米国スタンフォード大…
真保裕一、講談社文庫。公正取引委員会の審査官が主人公。汚職の嫌疑を受ける彼が、ODA政府開発援助のプロジェクトに関する談合事件をマニラで調査する事になる。真保裕一らしい一本気な主人公で、面白い事は面白い。マニラという風土もいい。ただし、やや冗…
素樹文生。新潮社。「上海の西、デリーの東」の著者、素樹文生の旅行記の新作。「上海の西、デリーの東」は気に入っていたのだけど、この本はちょっと不安だった。何しろ、オートバイには全然興味は無いし、今度は私の好きなアジアでは無くて日本国内になっ…
坂東眞砂子、文春文庫。「死国」、「狗神」、そしてこの本と読んで来たが、坂東眞砂子のホラーって基本的に同じパターンだという事が判る。ふる里に帰る女性が主人公、その地方には残る因習、過去の因縁、嫉妬と欲望。同じパターンで書いてはいるが、完成度…
取違孝昭、講談社ブルーバックス。毎日新聞東京本社編集局地方部長。「騙す人ダマされるひと」(新潮社)の著者。詐欺とは「相手を錯誤に陥らせ、みずからモノを差し出させる」こと。その錯誤の要因について、実際の事件を取り上げ、分類し深く考察している所…
松田美佐。河出書房新社夢新書。著者は、コミュニケーション/メディア論、ジェンダー論を専門とし、この本で扱っている様な「うわさ」の話は卒論以来のテーマらしい。さすがに最近の研究者らしく、口裂け女、トイレットペーパー買いだめ騒動、どらえもん最終…
国広哲弥 講談社現代新書。「日本語練習帳」のベストセラーが続き、言葉についての興味が広がっているのか、この本も書店で目立つ所に出ている。内容的には、新聞、雑誌やTV、ラジオ、駅の放送までの広い分野から日本語の間違いを拾ってきて、微妙な言葉の違…
レイチェル・カールソン、新潮文庫。自然破壊、環境汚染、化学公害を告発したこの本が発表されたのは1962年。この分野では先駆けと言える。海洋生物、野生生物の研究を続けていたレイチェル・カールソンの名前を一躍有名にした本。主に扱われているのは農薬…
森拓也、KKベストセラーズワニ文庫。著者は海洋生物学者、現在は南紀枯木灘海洋生物研究所所長(って何だ?)。各国を歩き、食べた怪しい食べ物についてまとめたもの。パラオオオコウモリなんてゲテモノっぽいものから、フィリピン・パナワン島のニド(つばめの…
本間るみ子著、保育社カラーブックス。世界のチーズ、選び方、チーズを使ったレシピ、歴史、栄養学などなど。入門書的な本。
松山巌。講談社学術文庫。1989年3月から一年間「ユリイカ」に連載し、その後に1993年に単行本化したもの。明治からの数々の「うわさ」を社会心理学的にまとめているが、この本は事実の収集に重きを置いている所がいい。海外では、都市伝説をまとめた「消えた…
矢口史靖監督脚本、石田ひかり、安藤政信、ジョビジョバ。レンタカーでバイトする悟、お人好しの看護婦の静子が偶然からヤクザの二億円を強奪して、逃亡を図る事になる。「ひみつの花園」などの依然の作品に比べると、洗練された感じはするけど、逆に勢いみ…
マーク・スティーブン・ジョンソン監督、ジョン・アーヴィング原作、ジョセフ・マゼッロ、イアン・マイケル・スミス。アーヴィングの原作は有名らしいが、残念ながら未読。生まれつき体が小さなサイモン・バーチ、私生児のジョーは親友同士。二人の友情物語…
ケビン・フィックス監督、パトリック・スウェイジ、ランディ・トラビス。仮釈放中のジャックは一万ドルを稼ぐために、裏の運送の仕事を引き受ける。仲間の三人と共にアトランタを出発するが、武装した敵に教われる…。ストーリは単純。裏切りなど、もうちょっ…
ラジャ・ゴズネル監督、アビー・コーン/マーク・シルバーステイン脚本、ドリュー・バリモア、デイビッド・アークェット、モリー・シャノン。シカゴの新聞記者のジョジー(ドリュー・バリモア)は、現代の高校生のルポを書くために、実際に高校生となって潜入取…
はじめてIMAXシアターという所に行った。正確には、つくば博の時に入った事はあるけど(^^;)。やはりこの映像に驚いて、中身の印象は薄い。内容は、「スターウォーズ特別編」など。
スティーブン・ソマーズ監督脚本、ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、ジョン・ハナ。同じ監督でも「ザ・グリード」よりはずっと完成度が高い。幻の古代都市、パムナプトラ。元傭兵のリック、兄のジョナサン、考古学者のエヴリンが協力し、ハムナ…
ダニー・キャノン監督、ジェニファー・ラブ・ヒューイット、ブランディー。前作の「ラストサマー」の続編。前作の「ラストサマー」は「スクリーム」を意識してして犯人当てに重点を起き、ミスディレクションに終止してまっていた。結局、ストーリ自体の構造…
佐野史郎監督出演、竹内銃一郎脚本、段田安則、黒田福美、野口五郎、美保純。あまり期待してなかったから、思ったよりは面白かった。アイドル歌手と電撃結婚して生まれ故郷に帰ってくる林(佐野史郎)。それを知った写真館を営む児玉(段田安則)は同級生を集め…
ヴィンセント・ウォード監督、ロン・パス監督、ロビン・ウィリアムス、キューバ・G・ジュニア。天国と地獄を舞台にした家族の愛の物語。でも、まったく「大霊界」みたいな感じ。映像は見るべき所が多い。黒澤が「夢」の中でやろうとしていた映像を、完全にや…
ポール・アンダーソン監督、カート・ラッセル、ジェイソン・スコット・リー生まれた時から兵器として育てられた男トッド3465(カート・ラッセル)が主人公。彼等も遺伝子操作によって生まれた新世代の戦士にとって代わる運命にあった。この世代間の戦いを軸に…
ルイス・マンドキ監督、ケビン・コスナー、ロビン・ライト・ペン、ポール・ニューマン。女性記者テリーサ(ロビン・ライト・ペン)は瓶に入った差出し人不明の愛の手紙を浜辺で拾う。その実直な文面に心を打たれ、新聞を使い差出人を探す事に成功する…。甘っ…
落合正幸監督脚本、福田靖脚本、松岡圭祐原作、稲垣吾郎、菅野美穂、宇津井健。「緑の猿」の謎の言葉を残し、奇怪な自殺者が続く。櫻井刑事(宇津井健)の依頼来で調査に参加したカウンセラーの嵯峨(稲垣吾郎)、やがてTVに出演する催眠術にかかる女性の由香(菅…
北野武監督脚本、ビートたけし、関口雄介、岸本加世子、大家由祐子、吉行和子。前評判がめちゃくちゃ悪かったので…思ったよりは楽しめた。でも、やはりつまらない。とにかく、ギャグがひどい。ギャグ映画のつもりで本当に作ったのだろうか?それなら失敗だと…
降旗康雄監督脚本、浅田次郎原作、高倉健、大竹しのぶ、広末涼子、安藤政信、吉岡秀隆、志村けん。高倉健が主人公、北海道幌舞駅駅長の佐藤乙松。高倉健はそれなりに雰囲気があっていいんだけど、ストーリ自体に無理があるとしか思えない。短編を一生懸命の…
ゲイリー・ロス監督、トビー・マグァイア、リース・ウィザースプーン。「ビッグ」「デーヴ」と良質の作品の脚本を手掛けていた脚本家ゲイリー・ロスの初監督作品だけに期待度大。まあ、内容的には満足だった。原題の「Pleasantville」は、映画の中に出てくる…
チャールズ・スターリッジ監督、フローレンス・ハース、エリザベス・アール、ピーター・オトゥール、ハーヴェイ・カイテル。1917年、2人の少女が撮影した妖精の写真をコナン・ドイルが公表し世界中に論議を巻き起こした。後年、一人がトリックだったと告白…
篠原哲雄監督、松岡周作脚本、宮崎和雄原作、筒井道隆、富田靖子、小林薫、鶴見辰吾。下町の中古の電器屋で働く木崎(筒井道隆)が主人公。ラジオのDJの仕事にあぶれ、バツイチの店の一人娘節子(富田靖子)が家に戻ってきて来て、二人が出会う。荒削りだけど、…
ジョン・ダイガン監督、サム・ロックウェル、ミーシャ・バートン、K・クィンラン。郊外の住宅地に引っ越してきた10歳の少女デヴァン(ミーシャ・バートン)。親に理解されず、友達もいない彼女が、町の外に住み、芝刈りで生計をたてるトレント(サム・ロックウ…