電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2000-07-02から1日間の記事一覧

「ももこの話」

さくらももこ 集英社。「あのころ」に近い、さくらももこの子供の頃の話。「あのころ」の方が、のほほんとしていて面白かったけど、これも面白かった。バレンタインデー、食欲の無い子供、忘れ物、紙芝居屋、きもだめし、書初めなどなど 。

「ももこのおもしろ健康手帳」

さくらももこ 幻冬舎。さくらももこと、玄冬舎の山口ルミコが健康について語り合う…風に書かれているが、実際は二人の会話を元にさくらももこが書き直したもの。真面目な健康の本だと思って読むと後悔する。まったくのトホホ本。バカな健康マニアの見本とし…

「家族狩り」☆

天童荒太 新潮社。天童荒太は「永遠の仔」が余りに面白かったので、他のも読んでみる事にする。中学の美術教師須藤俊介、その隣の家で一家惨殺、自殺という悲劇的事件が起きる。教え子の芳沢亜衣、俊介の同僚の教師清岡美保、事件を捜査する警部補の馬見原は…

ファン・メイル」上 - Fan Mail - Ronald Munson。

ロドナルド・マンソン 飛田野裕子役 角川文庫

「ファン・メイル」上

ロドナルド・マンソン 飛田野裕子役 角川文庫。- Fan Mail - Ronald MunsonセントルイスのKMIS-TVのTVリポーターのジェーンは"ウォッチャー"と名乗る狂信的なファンから手紙を受け取る。その言葉通り、視聴率を上げる様な事件が起きていく…。著者はミズーリ…

「地獄で仏」

ナンシー関/大月隆寛 文春文庫。「テレビ消灯時間」と同時に買って、トルコ旅行中に途中までだったものを読み終わる。「クレア」に連載されたもので、民俗学者の大月隆寛と消しゴム版画家のナンシー関のエッセイ的対談。1992年12月から1995年11月までの話で…

「トルコの東トルコの西」

保科眞一/望月敦子 叢文社。トルコの本となるとなるべく読む様にしている。二部構成のこの本は両方ともツアーでトルコに行った話をまとめたもの。団体ツアーで行った旅行の話が出版される事自体なんか信じられないけど、「パッケージツアーで行ったトルコ共…

「熱闘ジャングルアイランド」

岡崎大五 青春出版社。「意外体験!イスタンブール」が結構面白かったので読んでみる。ツアコンになる前の、20代の頃のアジア放浪時代の話。中心はバンコクの近く、スマトラ島より先のニアス島あたり。著者のダイゴと、恋人同士のサーフとジュンコ、ばくち好…

「ボーダーライン」☆

真保裕一 集英社。主人公は総和信販ロサンゼルス支社の調査部主任調査官、永岡修。 P.I(私立探偵)ライセンスを持ってはいるが、普段はクレジットカードの会員の旅行中のトラブルの後始末に明け暮れている。ある時、一枚の写真を手がかりに安田信吾という男を…

「アメリカン・ゴシック」1

ショーン・キャシディ他 長橋美穂訳 角川文庫。TVドラマになったらしいけど、それは未見。南部の田舎町、サウスキャロライナ州トリニティが舞台。「ツインピークス」「X-ファイル」に続く話題作、という話で、サイコ・ミステリーに心霊、超能力、超常現象と…

「ディック・フランシス読本」

早川書房編集部編 早川書房。日本の多くのディック・フランシスのファンが、その素晴らしさを語るのが中心。真保裕一、野田知佑、井崎修五郎、内藤陳などなど。誉めまくりの予定調和的な所もあるけど、共感出来る部分が多くて面白い事は面白かった。ディック…