電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「ジョゼと虎と魚たち」

色々な面で考えさせる重い話なんだが、それを淡々と展開させる渡辺あやの脚本がかなり上手い。重い部分は、見終わった後にボディーブローの様にきいてくる。上手い演出だ、犬童一心監督。 ラストがどう終わらせるのかかなり難しいと思ったが…んー、そうきた…

「シービスケット」-Seabiscuit

面白かった。恐慌の時代背景と、その時代の人々の心理背景が、物語を上手く包んで魅力的にしている。競馬シーンの迫力は最高。音響も凄い、脈拍が上がる。細かい所が丁寧に作られているがいい。 トビー・マグワイアのノホホンとした感じも上手く合っていた。…

「ハリウッド的殺人事件」- Hollywood Homicide

新旧スターのバディものという、古いスタイルながら、軽く作られた感じが結構好き。しかし、途中からラストまで真面目な展開になって、ヘンな感じがする。ハリウッド的犯罪というアイデアなんだろうが、嘘っぽくて、もっといい意味で期待を裏切って欲しかっ…

「赤塚不二夫記念館」

隣の「昭和レトロ商品博物館」とのセット券で500円。懐かしい内容ではあるけど、単純に並べてあるだけで単調。コンテンツも不足。凝っているのはトキワ荘の部屋の再現ぐらいか。 http://akatsuka-kaikan.ome.jp/ ↓写真:右が「昭和レトロ商品博物館」、左が「…

「昭和レトロ商品博物館」

置いてあるものは確かに懐かしいのだけど、あっという間に見終わってしまう内容でちょっと寂しい。 昭和レトロをコンセプトは面白いけど、まだまだコンテンツ不足。「所蔵品、情報ともまだまだ足りませ」と公式サイトで名誉館長串間努も言っているが…。 http…

「味」

中国でも廃れてしまった山東料理を伝承する特級厨師、正宗魯菜伝人の佐藤夫妻のドキュメンタリ。 この済南賓館には2001年に行った事がある↓。 http://www.asahi-net.or.jp/~nr9h-atm/Food/Sasori20010616/index.html 日本人の方が伝統に固執し、中国本土との…

「バレット・モンク」

直訳すれば「弾丸坊主」。80年代の後半から90年代の香港映画っぽい、嘘っぽいがパワーに溢れた映画で好き。超人的チベット僧、守護神、世界を変える巻物、ニューヨーク、ギャングといい小道具ばかり。製作総指揮ジョン・ウー。主演のチョウ・ユンファ、昔通…

「解夏」

磯村一路監督脚本。原作さだまさしというのに不安があったが、まあ面白かった。中盤中だるみでちょっとヌルイ。大沢たかお、石田ゆり子ともに上手い演技。松村達雄演じる郷土史の先生が一番味がある。夏解という言葉自体、意味が深くて凄いな。ペーチェット…

「ファインディング・ニモ」日本語吹替版

面白かった。いかにもディズニー的なストーリではあるが、安心して見られた。ラストも上手い盛り上げ方。大ボケのドリー、サメのみんなと、脇役のキャラが凄く面白い。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00009XLLE/249-3103180-7841958

「半落ち」

原作を真面目に映画化しているが、真面目過ぎてちょっと固すぎ。原作の映画化として見ればいいけど、もうちょっと娯楽性は欲しい。痴呆の問題も映像にすると、ちょっと生々しい。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001AE1WW/249-3103180-7841958 …

「バッドボーイズ2バッド」

アクションってのはハイウェイで車壊して、大型の拳銃撃てばアクション?違うと思う。スピードだけでストーリには引きつけるものは無いし、キャラクタにも魅力が無い。特にラストはキューバまで行って戦闘、米国は世界の警察的態度で大嫌い。 http://www.bb2b…

「すべては愛のために」

難民問題等々、テーマとしては大事だが上っ面。感動的なストーリだからそれで観客が感動してくれるってのは大間違い。もっと細部もちゃんと作らないと、単なる作り物にしか見えない。特にラストは最悪。アンジェリーナ・ジョリーは、どういう役やっても前髪…