電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2004-12-30から1日間の記事一覧

「9坪の家」

萩原修。「9坪ハウス狂騒曲」(萩原百合)は読んだが、その夫による9坪ハウス(http://9tubohouse.com/)スレミアオイハウスが出来るまでの本。増沢洵による自邸、最小限住宅の木造軸組に惚れ込んで行く過程も面白いし、やはり専門家だけあって内容も有る。でも…

「脳内麻薬と頭の健康-気分よければ頭もまたよし」

大木幸介。内容は1988年なので新しいとは言えない。結論は、気分を爽快に保つことが脳の健康にいいという事。脳内麻薬、A10快感神経、神経伝達物質GABAなど専門的な説明を詳しくしているが、なかなか難しくて頭に残らないのがブルーバックス的。(memo:無髄神…

「食の文化地理-舌のフィールドワーク」

石毛直道。日本、朝鮮半島、中国、東南アジア、オセアニアの料理を歴史、調理法、調味料、食材など様々な角度から分析。まとまりはあんまり無い。麺の中国→アラブ→イタリア伝播説を証明しようとした「文化麺類学ことはじめ」は読みたいかも。(memo:ヘニング…

「愚か者死すべし」

原りょう。新沢崎シリーズ第1弾。九年ぶりの新作だが面白い。前のシリーズの方が好きだけど今度も傑作。物語の緻密な構造、主人公沢崎をはじめキャラの味わい、暴力団と政治と警察の特殊性、警察内部の腐敗などなど。単価性により長くダラダラと書きたがる今…

「美味しんぼ」(90)

雁屋哲、花咲アキラ。ついに90巻…興味を引かれたのは貝柱のおじ牡蛎唐揚げのせ、コーンブレッド(最近凝ってる)など。お総菜料理は単純だけど、あんまり面白く無かった。レコードVS生演奏の対立を料理で仲直りさせるとかいつもと同じパターン。 http://www.am…

「ホムンクルス」(4)

山本英夫。絵が大きくて、一巻でほとんど話が進んで無い感じ。詰まらなくは無いのだけど、もどかしい。どうなるんでしょう。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091870740/

「王様の仕立て屋~サルト・フィニート」(2)-(4)

大河原遁。仕立て屋が主人公というのがに斬新が、何事も服で解決していくというのが「美味しんぼ」的で面白い。ナポリとミラノの違い、客としてのタキシード、ミラノでの靴の磨き方など知らない事ばかり…雑学的にはかなり面白い…が役に立つ事は無さそう(^^;)…

「探偵学園Q」(18)

さとうふみや、天樹征丸。作者に言わせれば<佳境>に入っているようだが…冥王星の正体、メグとリュウがいた能力開発研究所あたりの謎が分かりクライマックスとなるのか??いい加減ネタ不足な感じ。リュウの家庭教師なんかは、「金田一少年…」でも似たパターン…

「法の庭」(1)

田原成貴、能田茂。大学の同窓生の三人が裁判官、検事、弁護士となり法廷で再会する…本格的な法廷サスペンス。まだまだ魅力不足だが今後に期待。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4088767047

「蒼天の拳」(11)

原哲夫、武論尊。ユダヤ人の「希望の目録」を届ける少女エリカ、それを追うナチス、極十字聖拳の流飛燕と彪白鳳、ギーズ大佐、拳志郎らが入り乱れている。男達の勢いは熱い割には物語は進まず、あんまり面白くなかった。悪役の魅力不足か? http://www.amazo…

「大使閣下の料理人」(21)

西村ミツル、かわすみひろし。20巻(id:zom-1:20041007#p4)登場の北島萌がインド/パキスタン設宴の和食で活躍。大沢はニューヨークで大統領候補相手、愛は香港。それぞれに活躍が分散されているけどそれぞれの料理はやはり面白いし、背景のテーマも奥が深い。…

「インストール」

片岡K監督、原作は綿矢りさの同名小説(文藝賞受賞)。単純過ぎて物語が展開しないためか全体に上戸彩のプロモーションビデオ的な印象。最後は当たり前にまとめた感じ。ちょうど映画版「ノーライフキング」みたいな説教臭さを感じる。ポップな映像や、Rita iot…