電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「ゼブラーマン」

哀川翔主演100本目。 ハリウッドが「バットマン」や「スパイダーマン」をアメコミとは違った視点から映画化しているが、そんなヒーローものともちょっと違う。パロディ満載、ギャグ映画かと思うと、真面目にカッコよく作っている所もあって、実際、戸惑って…

「ニューオリンズ・トライアル」

なかなか面白かった。「12人の怒れる男」の正義は昔の話、現在の陪審員制度の問題の深さも判るし、特に陪審コンサルタントという職業が新鮮で面白い。 ジョン・キューザックとレイチェル・ワイズの若手が、二重三重の演技が必要な、非常に難しい役どころに活…

「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」

最終章、映像的にもストーリ的にも満足、かなり面白い。灰色港の別れなど説明不足な所も多いかもしれないが、それでもピーター・ジャクソン監督、よくまとめたと思う。200分はかなり長いので、途中休憩は欲しいが。

「この世の外へ クラブ進駐軍」

進駐軍とジャズという設定は実に上手いし、歴史的、文化的にも大事だと思う。だからこそ、もうちょっと面白く作って欲しかった。ジョージ川口も死去し、当時の生き証人が少なくなる前に。ラッセル、ジムとの友情など、ちょっと上っ面な印象がある。もっと直…

「ミスティック・リバー」

原作の方に思い入れが強いので、どうしても原作と比較してしまう。やはり原作で印象的な、三人それぞれの心の闇の深さがちょっと弱いのが残念。特に、ティム・ロビンス演じるデイブは難しい。それでも失望はしなかったので上手く出来た方なんだろうか。 映画…

「アイ・ラブ・ピース」

聾唖、アフガニスタンの戦禍、地雷の被害と義足、などなど社会的なテーマが重く、それを真面目に作っている。しかし、余りに真面目過ぎるので、ちょっと重過ぎる。もうちょっと力を抜いた部分が無いと見ていて疲れてしまう。映画としては、「アイ・ラヴ・ユ…

「タイムライン」

基本は同じだが、物語的にはマイケル・クライトンの原作と随分違うなあ。原作は中だるみも激しかったので、それを上手く刈り込んでスピーディな物語に仕上げているのが上手い。ちょっと粗っぽい感じもあるし、キャラクタの個性が散漫で、どの人に注目してい…

「アース・アンド・ヘブン 天地英雄」

物語の中の、中国的な歴史、国土の広がり感が上手く、それを支えるキャラクタも味があってなかなかよい。今やトップスターとなっているヴィッキー・チャオは、扱いがちょっと奇麗過ぎる。中井貴一は目立ちはしないがいい感じ。

「赤い月」

降旗康男監督らしい古臭さ。いつもより金はかかっているし、話は壮大だが、やっぱり古臭い。満州、敗戦、連軍の進行、関東軍、その秘密情報機関…と、それぞれ歴史的重さがあるのに、いかにも物語が軽くて作り物っぽい。テーマの重さに比べて、これでいいのか…

「着信アリ」

全体ではつまらない訳では無いのだけど、面白い部分それぞれは、どれもこれもどっかで見た事あるものばかり。そこにケータイとか虐待で新鮮味を入れているけど納得出来ない。観客は子供ばかりだったので素直に怖がっていたが、怖がらせ方が当たり前過ぎる。…

「リクルート」

若手コリン・ファレルと円熟アル・パチーノの共演といいう、いかにもハリウッド的単純な組み合わせ方ではあるが、サスペンスにしているのでなんとか楽しめる。 全体の裏は簡単に判ってしまうが、なぞ解きとスピーディな展開のさせ方はなかなか上手い。ヒロイ…