電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「団地再生計画/みかんぐみのリノベーションカタログ」

タイトル通り、老朽化した団地再生のための再生アイデア。その自由な発想には驚かされるし、意外にちゃんとした裏付けがあるのにも感心した。フルーツパーク、シイタケウォール、エクスチェンジ(住宅間にバルーン大屋根で大空間)、マーケット、バルーム(ベラ…

「海馬/脳は疲れない」

ほぼ日ブックス。池谷祐二、糸井重里。対談形式で、非常に判りやすく説明しているので読んでいて楽しい。各章でまとめが有り便利。一つの学説を断言している点などちょっと気になるが。(memo:脳は疲れない、30過ぎてから頭はよくなる、脳は無刺激に耐えられ…

「テイキング・ライブス」

- Taking Lives - D.J.カルーソー監督。複雑なトリックもミスディレクションも無く、犯人宛てを楽しむミステリーでも無いが、そこそこは面白いと思う。でも、極端に客が入ってない。他人にすり替わる広域殺人、FBIプロファイラーの刑事物に、アンジェリーナ…

「華麗なる食卓」(13)

ふなつ一輝。エディブルファイトはコーセーのみでイマイチ、おまけの対決のお題は牛乳でパニールカレーはちょっと面白いかも。全体には料理のネタ不足をストーリで補っている印象 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4088766768/

「探偵学園Q」(17)

天樹征丸、さとう ふみや。吊り橋村殺人の完結。トリックは比較的単純だが、それよりもキュウの単独行動だと盛り上がりがイマイチ。脇役の力が強いのが判る。「金田一少年」の復活?により連載も二ヶ月休みだそうで、あんまり人気ないのか? http://www.amazon…

「DEATH NOTE」(3)

大場つぐみ、小畑健。エルとキラの直接対決が中心になるが、この頭脳戦の作り方は無理矢理な割には地味で面白みに欠ける。テニスの設定など余計だと思う。リュークの存在が薄く、さらに第三の力が加わり、物語は混迷。果たしていい方向に動くのか? http://ww…

天然温泉 いこいの湯 多摩境店

露天風呂は源泉かけ流し。中は循環。それ程広くなく、休息室も無いのでゆっくりは出来ない。さすがに天然温泉なのか、半日以上も体がポカポカ、ぐだーっとして使い物にならない。平日700円、土日祭は900円でタオル別。(補足:休憩室は一応あるが着替え無しで…

「アイ、ロボット」

- I,Robot - アレックス・プロヤス監督。タイトルは同じながらアシモフの原作は原案程度。オリジナル脚本を原作の設定に当てはめていったらしい。それでも、いかにもSci-Fiな映像、世界の作り方は楽しいし、適度なアクションもミステリーとしての物語性も悪…

「I photograph to remember,by Pedro Meyer」

CD-ROMでDirectorを動かす事がマルチメディア、と言われていた時代の写真集。末期ガンの父と自宅介護する母を淡々と撮り続け、本人がナレーションを入れている。初めて泣けるマルチメディアと評判だった。写真の表現方法について調べたい事があって、1993年L…

「バイオハザードII アポカリプス」

- Resident Evil:Apocalypse - レクサンダー・ウィット監督。1の時よりは物語のメリハリはちゃんとしているけど、アクションの表現が雑でセンスが無いし、唐突な展開も相変わらず。重要そうな人物があっさり死んだりするのも同じ。全体には設定やキャラがま…

「華麗なる騙しのテクニック」

フランク.W.アバグネイル。映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」の原作者で主人公による詐欺の手口の数々。小切手、偽札、横領、偽造カード、スキミング、投機詐欺、電脳詐欺、ID窃盗などなど。詐欺本の中では非常に充実した内容。特にハイテクを使っ…

「トゥー・ブラザーズ 日本語吹替版」- Two Brothers -

ジャン=ジャック・アノー監督。子供向きには作られているが、人間と動物と自然の共存という部分ではテーマは重い。全体では大人でも楽しめるエンターテイメントになっている。「子熊物語」よりはずっと物語性も娯楽性も高い。本物の虎を使って、これだけの映…

「Empty Graden 2」

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ワタリウム美術館。シュタイナー&レンツリンガーのベネチア・ビアンナーレ「Falling Garden」を宣伝に使っているけど、これってずるいんじゃないの。ワタリウムではこんな空間が取れない事は判っているけど。今回は「Falling Garden」の縮小版「Whale Balace…

「ピカソ展 幻のジャクリーヌ・コレクション」

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損保ジャパン東郷青児美術館。二番目の妻のジャクリーヌに残されたコレクションなので、当然後期、キュビズム時代から晩年の作品。全体には熟成、安定と言った印象。「ピカソ展 -躰とエロス-」の後に観ると面白いかも。ここ東郷青児美術館のゴッホ、ルノアー…

「ピカソ展 -躰とエロス-」

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東京都現代美術館。パリ・国立ピカソ美術館で観た絵が多かったので新鮮さは無いが、ゆったりした空間の展示で、伸び伸びと観られて楽しかった。タイトル通り、躰とエロスを軸とした展示は面白い見方が出来た。全体では、どっちかというとキュビズムの模索み…

「医学的ブスにならない本」

バーバラ寺岡。全体には小言の羅列であって情報は少ない。体の内面をよくしなければ外だけ飾っても駄目という主張は正しいし明確なのだけど、実践部分の内容が薄い。科学的にも疑問な部分が多い。大体、この文章センスの古臭さは天然記念物的。並(波)より下…

「珈琲時光」

侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督。小津安二郎生誕100年記念、ではあるが気負ったオマージュでも無く、いつもの侯孝賢のスタイルを現代日本に置き換えた印象。主演の一青窈が自然で、力強くもあり、繊細でもあり、実にいい(歌では訛りを感じるのに演技の言葉…

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

- Harry Potter and Prisoner of Azkaban - アルフォンソ・キュアロン監督、J.K.ローリング原作。最終日になってやっと観た。原作が長編化しているので映画化が難しくなっているので、エピソードの再構築になってしまって、ちょっと浅い感じはする。実は原作…

「王者のゲーム」(上)(下)

ネルソン・デミル。実はデミルの本は初めて。傑作と評判が高いので読んみたが、確かにスピード感もあり、主人公ジョン・コーリーのキャラに味があって面白い。出だしは迫力満点、その後1500ページもある割には、クライマックスが地味な感じがするが。デミル…

「リアル」(1)-(3)

井上雄彦。連載の遅さ、単行本の出る遅さで読むのを控えていたが、かなり面白い。でも展開は遅い。やっと主人公三人が出揃ったという感じ。「バガボンド」の連載の裏で大変だろうが、「リアル」も頑張って欲しい。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN…

「Q.E.D」(18)

加藤元浩。正当派+ほのぼの系の推理物としては評価出来るこのシリーズも、いつの間にやら18巻。連載のテンポが遅いが、一巻の中で必ず解決するで安心して読める。今回は、事件自体には迫力は無かったが、まあ、面白かったかな。「三羽の鳥」のエピソードはも…

インクジェット光沢紙

インクジェット光沢紙の年賀はがきを関東限定発売で一億枚発売するらしい。一枚65円と10円割高。確かにインクジェット・プリンタが高画質でも、紙質で写真画質が出せなかった不満はあったので、いい狙いだとは思う。一億枚という数字はどういうマーケティン…

立川航防災航空祭

横田基地友好祭の陸上自衛隊立川駐屯地版みたいなモンだけど、防災のコーナーで骨密度を計ってくれるので毎年行っている(今年は104%)。今年は9月の開催で、防災訓練なんか暑くて観てられなかった。また10月に戻して欲しい。↓写真(UH-3H "Sea King",HSL-51 "W…

Jedit X Public β

Mac

JeditをCocoaベースに書き直されたモノでPanther(10.3)以降でのみ動く。JeditはCarbon版でも安定はしているし、機能的に大きな追加は無いが、Cocoa版は見た目がやはり奇麗。操作感はまるで同じなので移行は簡単そう。 http://www.artman21.net/product/Jedit…

「箪笥」

キム・ジウン監督。怖がらせ方は中田秀夫、高橋洋、清水崇に代表されるジャパニーズ・ホラーの手法そのままで新鮮さは無い。音の使い方が派手すぎ。怖いか否かで評価するなら成功だろうが、ストーリも期待するならイマイチ。隠された事実はあまりに単純だし…

口内マッサージ?

親指を口に突っ込んで、頬の内側をマッサージすると顔の表情筋にいいらしい(「チューボーですよ」(2004/9/4エッグタルト)のゲストだった黒谷友香による)。やってみると確かに凝っている(^^;)、いいかもしれない。

「女の分かれ目」

岸本葉子。いつもの感じのエッセイだけど、一つ一つが短く読みやすいが物足りない感じもする。大人な行動の割には、ヌケている所がいい味。男は鏡に対する時間が少ないから自分を若く見えると思いがち、というのはナルホド。「つかず離れず、猫と私」の改題…

「蒼天の拳」 (9)(10)

原哲夫、武論尊。紅華会の章完結?。大巨人の章烈山、小人の羅虎城のキャラが登場しなくなるのは残念、でもいまだに鉄ヅラ(周兄貴)にかなうキャラは居ない…。登場人物が多すぎて、もう訳分からなくなっているけど。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN…

「怨み屋本舗」(8)

栗原正尚。新キャラを使った総力戦が多いが、新展開と思った聖福教はあまり出てこなかった。新たな敵を作るなど伏線だろうか。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4088766644/

「放浪探偵信濃譲二の事件簿幽霊病棟」

歌野晶午、風祭壮太。表紙を見ると題名より"歌野晶午"の字がはるかにデカイ所に、歌野晶午人気にあやかろうとしているのが明白。原作は未読だが、トリックとしてはまあまあ。ビジュアル化としてはあんまり上手くないかも。「葉桜の季節に君を想うということ…