電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2005-01-16から1日間の記事一覧

「焼きたて!!ジャぱん」(15)

橋口たかし。14巻(id:zom-1:20041109#4)でバトルが終了したと思ったら、新たにパネルパズル形式のパン対決…。ネタ切れも甚だしい。パン自体にはまるで愛情が感じられないし…アニメの放送を見ると初期のパンはちゃんとしていたなあと感慨深く思い出す。 http:…

「TOUGH」(5)

猿渡哲也。4巻(id:zom-1:20041109#7)で始まったハイパーバトル、いよいよ灘神影流の熹一と新堂流の新堂万次の関節技対決。しかし今一つ、突き抜けてないかなあ。空手の宮下和香はあっさり消えるし。自衛隊員は「バキ」のガイアみたいな面白さは無いし、さら…

「犯人に告ぐ」

雫井脩介。文春ミステリ一位、このミス八位。この作家は、「火の粉」「虚貌」と出だしの素晴らしさの割に、後半があまりに杜撰でがっかりだった…不安半分に読み出したが結果的に面白かった。劇場型捜査という名前の割に内容はショボイ、植草の行動がちょっと…

「気まずい二人」

三谷幸喜の対談集、相手は八木亜希子、十朱幸代、西田ひかる、桃井かおり、緒川たまき、安達祐実、平野レミ、林家パーなどなど。最初に書かれているように、初対面の二人が話題を見つけ打ち解けていく過程を描く戯曲とも読める、会話が途切れる気まずい空気…

「国芳・暁斎 ~なんでもこいッ展だィ~」

Art

江戸後期の歌川国芳(くによし)、幕末明治の河鍋暁斎(きょうさい)、この二人を役者絵、武者絵、美人画、戯画と対比させながらの展示はなかなか面白い。新鮮な目で観られる(大学教養の美術は浮世絵だったんだがなあ…)。暁斎の幅17m役者妖怪引幕は圧巻、酒を…

「ヴィタール」

塚本晋也監督脚本撮影美術編集。交通事故により記憶を失った高木が医学部の実習で解剖に執着していく…浅野忠信の秘めたる狂気の演技は上手い、ヒロインの柄本奈美、KIKIも印象的。もっと塚本的な渾沌に突っ走るかと思ったが、非常に奇麗で心地よい幕切れ。……