電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2005-07-18から1日間の記事一覧

世界文化遺産写真展「アンコールと生きる」クメール文明の今

BAKU斉藤、東京都写真美術館。アンコールワットは一度は行きたい所なので興味十分。EPSONの出力のプリントはでかくて迫力はなかなかあるのだが、当たり前な写真ばかりで新鮮さは無い。しかしプリントのコントラストが高すぎ無い?クメールの人々の写真は、あ…

「世界報道写真展2005」

東京都写真美術館。スマトラ沖地震の津波、ロシアでの小学校占拠 中東情勢などなど、不安な世相を反映して今回はトーンがかなり暗く感じた。悲惨な情景よりは、悲惨な情景の前で悲しみにくれる心情を見るのはかなり辛い。重い写真が多い。報道写真としてのク…

「写真はものの見方をどのように変えてきたか 第2部 創造」

東京都写真美術館開館10周年特別企画展、第一部「誕生」(id:zom-1:20050520#p4)の続き。19世紀後半から1930年代、第二次世界大戦に入る前までの写真の変遷。ピクトリアリズム(絵画主義)から自然主義、ストレート写真、さらにバウハウスのデザインとしての写…

「安全な温泉 あぶない温泉」

中沢克之。著者は、温泉衛生コンサルタント。2002年7月宮城県向サンパーク温泉でのレジオネラ菌集団感染で300人近くが感染、7人死亡の事故など温泉の衛生問題が表面化した。内容の半分は著者の会社の消毒日記。循環式風呂の具体的構造(側壁吐出・底面環水方…

「ハインズ博士「超科学」をきる 臨死体験から信仰療法まで」

テレンス ハインズ。疑似科学批判の内容、幽霊話、死後の世界、精神分析(フロイト批判)、UFOの物証、UFO誘拐事件、心霊治療(心霊手術、ルルドの泉)など。目新しい話が少なかった、文章はイマイチ面白く無い。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475…

「火の料理 水の料理」

木村春子。中国料理全般の本、基本的な所から専門的な所までかなり面白い。深い知識と経験に裏打ちされている。火の料理、水の料理とタイトルに集約されている様に食文化的な背景の考察がよくまとまっている。火と水、ソロの美しさとハーモニーの美しさ、視…

「姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)」

実相寺昭雄監督、京極夏彦原作。昭和27年の東京の夏、雑司ヶ谷の久遠寺医院の娘、梗子(原田知世)が20ヵ月もの間妊娠、夫は密室から消えてしまったという噂が世間を騒がす。小説家の関口(永瀬正敏)は、京極堂こと中禅寺秋彦(堤真一)に相談を持ちかけ、薔薇十…