電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2006-05-06から1日間の記事一覧

「トム・ヤム・クン!」-Tom Yum Goong !-

プラッチャヤー・ピンゲーオ監督脚本製作。タイ東部で王に献上する象を育て、王を守るムエタイ兵士チャトゥラバートの末裔カーム(トニー・ジャー)は父コイ、雄象ポーヤイ、小象コーンと暮らすが、あるソンクラーン(水掛け祭り)の日、象たちが連れ去られる…。…

「キャッチ ア ウェーブ」

高橋伸之監督(初監督)、豊田和真原作脚本。高一の夏を親の別荘で過ごそうと湘南にやってきた大洋(三浦春馬)、小林(木村了)、田口(濱田岳)は偶然知り合ったサーフショップの店長デューク(竹中直人)にサーフィンを教えてもらう事になる…。湘南が舞台の青春サー…

「続弾!問題な日本語~何が気になる?どうして気になる?」

北原保雄編集、「問題な日本語」の続編。おビールをお持ちしました、全然いい、こちら~になります、よろしかったでしょうか、っていうか、すごいおいしい、コーヒーのほうをお持ちしました、などなど一般読者からの意見を元に語学的に解説。それぞれ納得出…

「人間音痴~なぜか他人の気持ちを逆なでする人への処方箋」

和田秀樹。共感音痴、自分音痴、対人音痴、間合い音痴、立場音痴、喧嘩音痴などなど、全体に納得も出来る。なぜ人間音痴が存在するか、自分がいかに人間音痴にならないかは分かるが、人間音痴と付き合う方法は分からない。 http://www.amazon.co.jp/exec/obi…

「なぜ話は通じないのか~コミュニケーションの不自由論 」

仲正昌樹。語られるのは著者の身辺の出来事、学会や後援会の経験ばかりで愚痴的なエッセイ。正しい事を言っているけど、読み物としては詰まらない。(memo:最初から反対の立場、一部のキーワードへの過剰反応、語る人自身への攻撃) http://www.amazon.co.jp/e…

「口コミの経済学~人が人を呼ぶブームの作られ方」

田中義厚。口コミによる情報の仕掛け方、ブームの作り方。内容的には平凡。客観的なデータとか、理論的な裏付けとか応用があると面白いのだけど。口コミは感情を伝えるからネガティブな情報ほど速い…確かにそうだけど、その先の展開が弱い。 http://www.amaz…

「宇宙の定数」John D. Barrow

ジョン.D.バロウ。万有引力G、光速度C、プランク定数hなどの自然定数、歴史的な物理定数の考え方、物理定数を制限する事象、定数は一定不変であるのか、定数が違う宇宙の考察、スーパーストリング理論などなど。ポピュラーサイエンスものであるので前半は分…

「萌え経済学」

森永卓郎。フィギュア、アニメ、メイド喫茶などが作り出す巨大な市場を経済学から見る視点は新鮮で面白いが、切り込み方はちょっと弱いか。事象の羅列としては面白いが体系化まではされていない。妙にオタクを知ってます/理解してます的態度はちょっと鼻につ…

「顔文不一致」

勢古浩爾。顔と文章、生き方の相関、またその不一致という切り口。ナンシー関的な毒舌を期待したが、彼女ほどの視点の深さも面白さは無い。顔写真があると、もうちょっと説得力読めるかもしれないが。消しゴム版画はイメージ喚起力があったなあ。 http://www…

「アマゾンの秘密-世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか」

松本晃一。2000年の日本サイトの立ち上げメンバーだった著者による、ローンチ前後二年ちょっと、内部から見たアマゾンを知る事が出来る(問題点も)。最も進んだCRMを実践していたアマゾンから学ぶ所が多い。EDIと呼ばれる商取引ANSI X12の米国での普及と、日…

「ケータイを持ったサル」

正高信男。全体に親父の愚痴っぽさが鼻につくが、サルとの比較文化論はまあまあ。ケータイ世代のゲーム理論実験、裏切りをためらわないケータイ世代を証明するためのウェーソンの四枚カード問題などは、ちょっと子供騙しっぽい。もうちょっと新鮮な論理展開…