電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ゴースト・ハウス」」- The Messengers -

ダニー・パン&オキサイド・パン監督、サム・ライミ製作。様々な事情によりシカゴからノース・ダコタの農場に引っ越して来たソロモン一家、ヒマワリ栽培に賭ける父ロイ(ディラン・マクダーモット)、母デニース(ペネロープ・アン・ミラー)と長女ジェス(クリス…

「西遊記」

澤田鎌作監督(初)。天竺へ向かう途中の三蔵法師(深津絵里)、孫悟空(香取慎吾)、沙悟浄((内村光良)、猪八戒(伊藤淳史)は砂漠の中の虎誠(フーチェン)という王国に立ち寄る。一行は虎誠の王女・玲美(多部未華子)からの頼みで妖怪の金角、銀角が住むという臥龍山…

「アズールとアスマール」

ミッシェル・オスロ監督脚本原作。青い瞳のアズールはアラビア人の乳母ジェナヌの息子、青い瞳のアスマールと兄弟の様に育てられた。"ジンの妖精"の物語を聞かされたアズールは成長した後、海を越えて冒険の旅に出る…。ジブリ美術館ライブラリー。凄まじい程…

「魔笛」- Magic Flute -

ケネス・ブラナー監督、ジェイムズ・コンロン音楽監督。第一次世界大戦の塹壕戦の中、兵士タミーノ(ジョセフ・カイザー)は毒ガスに襲われるが夜の女王(リューボフ・ペドロヴァ)の三人の侍女に助けられる。三人の侍女は暗黒卿ザラストロ(ルネ・パーペ)に奪わ…

「ル・コルビュジエ展~建築とアート、その創造の軌跡」

森美術館。絵画は目新しかったし、建築との関係性は分からないでもないがあんまり面白くない。その他の立体模型は見応えあったし、映像作品はコルジュジエ自身やCGなど豊富で結構面白かった。近代建築の五原則(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、…

2007年前半 個人的映画ベスト

2007年前半(1~6月)に観た映画は87本。 ● 外国映画ベスト5 (やや低調) 1)「ブラッド・ダイヤモンド」シリアスな物語を上手く見せる (id:zom-1:20070518#p1) 2)「バベル」構成の妙味 (id:zom-1:20070503#p1) 3)「パフューム」原作とまた違う味 (id:zom-1:2007…

「凶区/Erotica 」森山大道

epSITE。アムステルダム、ケルン、パリ、シドニー、タイ、上海、新宿、大阪さまざまな都市での森山大道によるスナップ。それを大判のインクジェットプリンタにより引き伸ばしたもの。いつもの森山大道、街の切り取り方も味があって荒っぽいが迫力がある。粒…

「転校生~さよならあなた」

大林宣彦監督、山中恒原作「おれがあいつであいつがおれで」。両親の離婚で尾道から信州へ引っ越してきた転校生の斉藤一夫(森田直幸)は、幼馴染の斉藤一美(蓮佛美沙子)と再会。二人は、幼い頃に遊んだ水場に落ちた拍子に体が入れ替わってしまう…。小林聡美…

2007年前半 個人的読書ベスト5

2007年前半(1~6月)に読んだ本は仕事以外では86冊。 ● 2007年前半 ノンフィクション・ベスト5 1. 「世界を変えた6つの飲み物」トム・スタンデージ ((id:zom-1:20070630#p1) 2.「「みんなの意見」は案外正しい」ジェームズ・スロウィッキー(id:zom-1:20070202…

「臆病者の株式入門」

橘玲。この著者の「世界にひとつしかない「黄金の人生設計」」(id:zom-1:20070320#p2)の様な視点で、投資で騙されない方法。内容的には知っている事が多い、結論としてのインデックスは納得出来る。雑学も多いが、株の入門書としてはなかなかよく出来ている…

「目にあまる英語バカ」

勢古浩爾。日本での英語学習に対する姿勢を批判し、英語学習本、教材、スクールをメッタ切りする…。なかなか痛快な内容ばかりで、納得出来るし、それなりに面白い。でも、"英語バカと言い切れるぐらいには俺は英語が出来る"と微妙に自慢している気がするのだ…

「成功はゴミ箱の中に~レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者」

レイ.A.クロック、ロバート・アンダーソン。ミキサーのセールスマンだったレイ・クロックが、マクドナルド兄弟の店の繁盛を見てフランチャイズ事業を始めようとする(当時52歳)…自伝。成功を信じて努力するビジネスマンの姿はいいのだが、そのビジネスがもた…

「ずっとやりたかったことを、やりなさい」- The Artist’s Way - Julia Cameron

ジュリア・キャメロン。著者は作家兼ディレクターでワークショップを行っている。モーニング・ページとアーティスト・デートという二つの手法を軸に、創造性を養う12週間のワークショップの内容。邦題よりは原題が内容を示している。創造性の実際よりは、そ…

「魔法」-The Glamour - Christopher Priest

クリストファー・プリースト。爆弾テロにまきこまれ記憶を失った報道カメラマンのグレイ、治療中の彼の元へかつての恋人スーザンと名乗る女性が訪ねてくる…。映画「プレステージ」(id:zom-1:20070610#p1)の原作の「奇術師」(id:zom-1:20070630#p3)のついでに…

「憑神」

降旗康男監督、浅田次郎原作(未読)。幕末、婿養子に行った先から離縁され兄夫婦の家に居候する別所彦四郎(妻夫木聡)は、ある日、向島の三囲稲荷と間違え三巡稲荷に神頼みしたために災いを呼び寄せる事となる…。まあ、よくも悪くも、降旗康男+浅田次郎。適度…

「傷だらけの男たち」- 傷城 -

アンドリュー・ラウ/劉偉強&アラン・マック監督。辛い経験からポン(金城武)は刑事を辞職し私立探偵となるが酒浸りの毎日。一方、ポンの元上司ヘイ(トニー・レオン/梁朝偉)は億万長者チャウの娘スクツァン(シュー・ジンレイ)と新婚生活を楽しんでいるが…。過…

「アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌」

国立近代美術館。マグナム・フォトの創設メンバーで「決定的瞬間」のブレッソンと説明するまでもない有名な存在だが、ここまで全貌を一同に見られるのは感動。欧州、米国、ソヴィエト、中国などの各国、ポートレートや風景などのジャンル毎などなど。やはり…

「クィーン」- The Queen -

スティーヴン・フリアーズ監督、ピーター・モーガン脚本。1997年8月31日、パリでダイアナが交通事故により急逝。すでに民間人となったダイアナには弔意を表さない王室に国民の不満が高まり、ブレア首相(マイケル・シーン)はエリザベス二世(ヘレン・ミレン)の…

「ゾディアック」- Zodiac -

デビッド・フィンチャー監督。1969年カリフォルニア州ヴァレホでドライブ中のカップルが襲撃され、その一ヶ月後にゾディアックと名乗る犯人から手紙と暗号文が届けられる。風刺漫画家のグレイスミス(ジェイク・ギレンホール)、刑事のデイブ(マーク・ラファロ…

「キサラギ」

佐藤祐市監督、古沢良太原作脚本。一年前に自殺したアイドルの如月ミキの一周忌に、五人の男、家元(小栗旬)、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、スネーク(小出恵介)、安男(塚地武雄)、イチゴ娘(香川照之)が集まるが…。基本は密室推理劇。出だしのノリは…

「ドルフィン・ブルー フジ、もういちど宙へ」

前田哲監督、岩貞るみこ原案。沖縄美ら海水族館に、新任の獣医としてやってきた植村一也(松山ケンイチ)は雑用ばかりの毎日。ある時、三頭の子供を生み育ててきたイルカのフジの尾びれに壊死が見つかる…。前半は水族館の裏側、後半からはブリジストン協力によ…

「ダイハード4.0」- Live Free or Die Hard -

レン・ワイズマン監督。7/4独立記念日、NY市警のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)はサイバーテロのブラックリストのマット(ジャスティン・ロング)をニュージャージーからD.Cへ護送する任務につくが、武装集団から襲撃を受ける…。事件への巻き込まれ方…

「アポカリプト」- Apocalypto -

メル・ギブソン監督製作。マヤ文明後期、森で狩猟生活を送るジャガー・バウ(ルディ・ヤングブラッド)たち一族は突然、マヤ帝国の兵の焼き討ちに合う…。退屈では無いという点では思ったよりは面白かったが(後半、マヤ版「逃亡者」)、まるで製作意図が掴めな…