2008-10-13から1日間の記事一覧
辻井喬(堤清二)、上野千鶴子。かつてセゾングループ史の企画に参加した上野千鶴子と、グループ総裁だった堤清二の対談。西武、セゾングループの歴史から戦後消費社会を総括していき、また堤清二という人間を描き出す。この上野千鶴子の鋭さ、切れ味はもの凄…
マッテオ・モッテルリーニ。友野典男「行動経済学」(id:zom-1:20080730#p1)と、内容はかなり重複している。こっちの方が説明は丁寧で詳しくて面白いが。(memo:選考の逆転=目先の利益、時間的非整合性)(memo:保有効果=所有するものは高い価値を感じる)(ヒュー…
井上篤夫。メールマンから一流プロデューサーになりビル・クリントンを大統領にしたゲフィンなど、ハリウッドの映画業界と米国大統領の歴史的な関わり。米国大統領選挙を前にした企画モノで、アリモノを集めてやっつけで作った本な感じがする。特に中盤は映…
機本伸司。K大学理学部物理学科に通う大学4年生の綿貫基一が受講ゼミの教授から頼まれたのは、天才少女の穂瑞沙羅華をゼミに連れて来る事。綿貫と穂瑞の二人は"人間に宇宙が作れる"事をゼミで証明する事になるが…。同名映画(id:zom-1:20080623#p2)の原作。映…
成毛眞。本は同時に、全部読まなくていいから、沢山読めという事をずっと繰り返しているだけ。著者は日本のマイクロソフトの元社長。著者は沢山本を読んでいるのかもしれないが、文章からはその知性が感じられないのはなぜだろうか。多分、ただ読むならサル…
森永卓郎、柴田玲。経済アナリストの森永卓郎と、名古屋大大学院・脂肪細胞研究の柴田玲の対談。まるで健康に気を使わない、説明されても気を使う気がない森永卓郎に対して、いたって真面目に説明する柴田玲で話がかみ合ってない。最初から柴田玲だけで本を…
北岡元。CIAなどの情報分析の方法論の本は何冊か読んだ事あるが、これは分かりやすく、実践的で面白い。事業戦略やシナリオ・プランニングのMBA的な分析よりも役に立ちそう。特に競合仮説分析(仮説とインフォメーションの整合、不整合をマトリックスにする)…
シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ監督脚本、エマ・マクローリン&ニコラ・クラウス原作「ティファニーで子育てを」。経営と人類学を学び大学を卒業したばかりのアニー・ブラドック(スカーレット・ヨハンソン)は会社面接で自分の進む道に自信…