電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2008-11-24から1日間の記事一覧

「アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書」

山岡道男。NCEE(アメリカ経済教育協議会)の教科書(「経済学習のスタンダード20」として翻訳されているみたい)を基本とした経済入門書。どの位、この本が米国高校生に使われているか分からないけど。ミクロ経済から入っている所が、日本とは真逆、生活密着型…

「心霊特捜」

今野敏。神奈川県警刑事部に所属し、心霊現象が絡んだ事件捜査を担当するR特捜班の物語。ライトノベルかコミックにありそうな設定であるが、ノリも悪いしオタクな深みも無い。古神道、密教系、沖縄の霊能力者など揃っている割には通り一遍な知識しか出てこ…

「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」

山本ケイイチ。トレーニングの原理原則、トレーニングの成功例/失敗例など。最終的な目的はQoLの向上とか全体には正しい事を言っているが、本人の職業であるパーソナルトレーナーの有効性を説明しているような内容なのが気になる。具体的なトレーニングでは…

「女性の品格-装いから生き方まで」

坂東眞理子。令状、約束、挨拶、手土産、電話、パーティ、言葉、敬語、ファッション、料理、人間関係などなど、多少説教臭いにしてもそれぞれは納得出来る事ばかり。それでも、何か軸となる部分を感じられないのは、著者のこの品格がどこから来たものかが分…

「闇の子供たち」

梁石日(ヤン・ソギル)。同名映画(id:zom-1:20080920#p2)の原作。映画は音羽恵子と南部の人物像を膨らませ、特に後半を中心に描いている。臓器売買はリアルな描写がないが、幼児売春はこのままではとても映画に出来ない様な悲惨で壮絶な話ばかり。梁石日は全…

「健康神話にだまされるな」

高田明和。生理学、血液学、脳科学を専門とする著者によるコレステロール、ビタミンE、DHA/EPA、メタボ検診、紫外線、砂糖/塩の有害論、牛乳有害論、の問題点など。まあ、感情な健康神話への反論としては真っ当な事が多く納得出来る。反面、塩、砂糖、食肉と…

「B型自分の説明書」

Jamais Jamais。あんまり面白くなかった。25%ぐらいは納得出来るけど、血液型は4つしかないのだから確率通りじゃん。血液型で性格が決まると信じてる事自体が馬鹿らしい。書いた人は何もの? http://www.amazon.co.jp/dp/4286032027/

「銭湯の女神」

星野博美。「転がる香港に苔は生えない」を読もうと思ったのに、先にこちらを読んでしまった。二年の香港暮らしから東京へ戻った39歳の著者によるエッセイ。日本に違和感を感じる香港的視点、トホホ感がある日常となかなか面白い。やはり表題のの「銭湯の女…

「フードバンクという挑戦~貧困と飽食のあいだで 」

大原悦子。無駄になる不要な食材を集め生活貧困者に再配布するフードバンクの概要、ジョン・ヴァンヘルゲルによる米国でのフードバンクの誕生、チャールズ.E.マクジルトンによる日本のフードバンクなどなど。フードバンクという内容も分かるが、日本における…

「ラブファイト」

成島出監督、まきのえり原作「聖母少女」。子供の頃からいじめられ子の稔(林遺都)、それを助けていた喧嘩最強の美少女の亜紀(北乃きい)は幼なじみ。高校一年の稔は亜紀への劣等感のために、元日本チャンピオン大木(大沢たかお)のジムでボクシングを習う事に…