電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2009-07-24から1日間の記事一覧

「現代アートバブル」

吉井仁実。現代アートのバブルをどうこう語った本ではなく、比較的真面目に淡々と、現代アートの作家、投資家、画廊、メディアのいろいろを語り、現代アートの輪郭をマーケットとして描き出している。内容的には分かりやすく、また知らない世界なので面白い…

「モダンタイムス」

伊坂幸太郎。システムエンジニアの渡辺は、失踪した先輩の先輩の仕事を引き継ぐ。そのシステムを解析するとある単語の組み合わせによる検索が監視されている事が分かるが…。2005年「魔王」(id:zom-1:20060521#p2)の50年後の物語。関連性は薄いけど。漫画週刊…

「人間の覚悟」

五木寛之。人生の下山の時代を過ごす上において、「覚悟すると」いうことを説く。納得は出来るが、著者の考え方を示したエッセイであってまとまり感は弱い。(memo:格差が広がり定着してしまう悪=現在の韓国、ソ連のノーメンクラトゥーラ(共産貴族))(memo:ロ…

「奇跡のリンゴ」

石川拓治。「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班による監修、番組は未見。木村秋則(http://www.sun-act.com/kimura/ )による林檎の自然栽培の記録であるが、行動は面白いのだけど成し遂げた事の凄さはちょっと分からない。理系な考え方の木村秋則の思考体…

「蟹工船」

SABU脚本監督、小林多喜二原作。出稼ぎ労働者が過酷な労働を強いられるオホーツク海の蟹工船・博光丸。皆に集団自殺をけしかけた新庄(松田龍平)は、他の労働者に「自分たちが変わらなければ何も変わらない!」と提起をし、現場監督の浅川(西島秀俊)たちに立ち…