電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2009-08-27から1日間の記事一覧

「旅する力-深夜特急ノート」

沢木耕太郎。「深夜特急」の旅に出る前の経緯、帰ってから本を書くまでの話。「深夜特急」ファンには興味深い話、裏話が多い。堀江謙一「太平洋ひとりぼっち」の装備一覧表に強い印象を受けるって話とか、色川武大との出会いによってマカオの章が長くなりよ…

「 なぜあなたは食べすぎてしまうのか-低血糖症という病」

不定愁訴、鬱病、パニック障害、月経前症候群、過食症、肥満などを低血糖症という視点から見る。各種症例を挙げているが、低血糖症の改善によりかなり直るのが興味深い。(memo:血糖値を下げるホルモンは沢山あるのに下げるのはインスリンしかない) http://ww…

「この世でいちばん大事な「カネ」の話」

西原理恵子。自伝的、エッセイ的で全体にはまとまりは無い。骨子は"自分で金をかせぐことは自由を手に入れる事"、という当たり前の事であって、それを知るまでの波瀾万丈な話。みんな、これを読んで正しくメッセージを受け取れるのだろうか。 http://www.ama…

「銃に恋して-武装するアメリカ市民」

半沢隆実。米国銃社会の話ではあるが「ボウリング・フォー・コロンバイン」などよりは冷静。敵を倒さなければ自由は生き残れないという死生観(国の生い立ち)、銃による護身目的という二つの明確な理由が根底にあると言われると、安易に銃規制と言えなくなっ…

「あなたに貸す金はない!- 国が生み出す新しい「借金地獄」 」

岩田昭男。年収の3分の1までしか借りられない総量規制の法改正の影響。多重債務者救済の名目がさらに借金難民、カード難民を生み出す。借金は生活習慣病、という視点は面白い。こんな法律よりは米国のクレジットスコアのような制度の、日本での整備がやはり…

「ホッタラケの島-遥と魔法の鏡」

佐藤信介監督。幼い頃に母親を亡くし、父親と二人暮らしの遥(声:綾瀬はるか)は高校一年生16歳。ある日、母親の形見の手鏡が見つかるように神社を訪れるが、そこでキツネのお面をかぶったテオを見つける。その後を追った遥は不思議な世界に飛び込んでしまう……