電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2010-10-26から1日間の記事一覧

「肩こり・首痛は99%完治する-“緊張性頭痛”も“腕のしびれ”もあきらめなくていい」

酒井慎太郎。パソコン使用などのストレートネックが問題、第一肋椎関節と第一頚椎に着目し、対策としてあご引きエクササイズとテニスボール二個での関節包内矯正を提言する。内容は分かりやすく、的確で、対策も容易な割に効果ありそう。内容としては本一冊…

「体温を上げると健康になる」

齋藤真嗣。低体温はいけない、体温をあげて健康になるという視点はいい。それに対する根拠がほとんど書かれていないのが凄い。これで納得する人がいるのか?さらに対策としての方法も論拠に乏しい。方向性はいいからのだから、ちゃんとした内容の本を書いて欲…

「日本は世界5位の農業大国-大嘘だらけの食料自給率」

浅川芳裕。カロリーベースで自給率40%という問題点は以前から指摘されているから分るが、金額ベースにして農業大国というのも極端。ちゃんと議論出来る評価軸にしないとプロパガンダ合戦で終わりそう。提言としての日本農業成長八策、1)民間版市民農園、2)作…

「葬式は、要らない」

島田裕巳。宗教学者による、日本の葬式の現状、葬式仏教の批判、葬式無要論を展開。学者らしく仏教の発生と発展から仏教を純粋に捉えて葬式仏教を批判しているのがいい。ケアセンターでの死との関わりから書かれた「寺よ、変われ」(id:zom-1:20090929#p2)と…

「あなたにもわかる相対性理論」

茂木健一郎。相対論の本というよりは、アインシュタインを主人公にした科学エッセイ。一応、10のアインシュタイン力として、反発力、見えないものを見る力、信じる力、自立力、方程式力、浮世離れ力、粘り強く考える力、平等力、ユーモア力などをこじつけて…

「ヘヴン」

川上未映子。斜視のせいでロンパリと同級生の二ノ宮や百瀬にいじめられるボク、14歳。同じクラスの女子のコジマも家が貧乏で不潔という理由で女子たちからいじめられていたが、ある時、コジマとボクは秘密の手紙をやり取りするようになる…。芥川賞受賞作「乳…

「オー!ファーザー」

伊坂幸太郎。高校生の由起夫は母と4人の父の6人家族。4人の父はギャンブル好きの鷹、格闘マニアで中学校教師の勲、元ホストの葵、大学教授の悟。母の長期出張中、由起夫は奇妙な事件に巻き込まれていく…。伊坂幸太郎初の新聞連載小説。荒唐無稽な設定を、素…