電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2010-10-30から1日間の記事一覧

「明治大正昭和不良少女伝 - 莫連女と少女ギャング団」

平山亜佐子。明治期の莫連女、カフェーと自然主義文学、ハート団事件と丸ビル、ジャンダークのおきみ、モダンガール、バッド・ガールなどなど、当時の新聞記事から探る。余りに知らない世界だったので面白かった。事件の三面記事的な面白さより、その社会背…

「笑う科学イグ・ノーベル賞」

志村幸雄。笑わせ、考えさせてくれる研究に与えられるイグノーベル賞の色々な例。兼六園の日本武尊の銅像がハトに嫌われる理由の化学的考察、カラオケの発明、牛糞由来のバニラ芳香成分、バウリンガル、落下するバタートーストの力学的分析、迷路を解く粘菌…

「面白南極料理人」

西村淳。「南極料理人」(id:zom-1:20090830#p1)の原作者の最初の著作、「名人誕生 面白南極料理人(id:zom-1:20091108#p5)に続いて読んでみる。昭和基地から1000km、標高3800m、平均気温-57℃、ウイルスさえも生存しない南極ドーム基地での話。「名人誕生…」は…

「ライフログのすべて-人生の「すべて」をデジタルに記録する」

ゴードン・ベル、ジム・ゲメル 。マイクロソフト研究所の二人による、ライフログの解説。本質的な意味、技術的課題、倫理的課題を解説。話が広いのでちょっと抽象的になり過ぎている気もする。技術的には保存、検索、再生コストはかからないが、記録コストは…

「影響力の武器 - なぜ、人は動かされるのか」- Influence : Science and Practice -

ロバート.B.チャルディーニ。セールスマン、募金勧誘者、広告主の技術から学ぶ、人間心理の”承諾"のメカニズム。心理学的には一般的な事例だけど、それをセールス的な視点から解説。内容的にも、読み物としても面白い。まあ、心理学を知っている人には一般的…

「フリー - 無料からお金を生みだす新戦略」

クリス・アンダーソン。(読んでから随分たったので今更だけど)、面白かった。「ロングテール」(id:zom-1:20090428#p2)もそうだったけど、タイトルの内容から想像する二段ぐらい深い所まで掘り下げていて面白い。ビットは無料になる、アトムも無料になりたが…

「マザーウォーター」

松本佳奈監督(初)、白木朋子/たかのいちこ脚本。京都、大きな川の側で暮らす豆腐屋のハツミ(市川実日子)、コーヒー店のタカコ(小泉今日子)、ウィスキーだけのバーのセツコ(小林聡美)、家具工房のヤマノハ(加瀬亮)、銭湯の主人オトメ(光石研)とその子供ポプラ…

「エクスペンダブルズ」- The Expendables -

シルヴェスター・スタローン監督。バーニー・ロス(シルヴェスター・スタローン)、リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)、イン・ヤン( ジェット・リー)たち傭兵部隊エクスペンダブルズ6人はソマリア沖の戦闘で、薬物依存のガンナー(ドルフ・ラングレン)…