電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

Book

「グーグル会議」

押切孝雄。ツールの紹介、のみで会議や仕事のアイデアはない。ツールと言ってもGmail、Google Grope、Google Insights、Google Document、Kizasi、Skypeぐらいで、使い方にもオリジナリティは無い。これで生産性が上がるなら苦労しない。 http://www.amazon.…

「あの4億円脱税主婦が教えるFXの奥義」

池辺雪子。キモノトレーダー、ミセスワタナベの代表のような著者。自分のやってきたこと記録であり、結果的に成功したのであって、成功の秘訣とは違う。「4億円脱税主婦」とタイトルにしてしまうのが何とも節操がない。基本的にはテクニカル、チャート主義…

「あと5キロ」をやっつけろ! 池田のダイエット大作戦」

池田暁子。「…貯める技術」(id:zom-1:20080824#p4)、「片づける技術」(id:zom-1:20080727#p5)に続くダイエット本。前の二冊も内容薄かったけど、さらに内容が無い。結局のところ、どうやって痩せたかさっぱり分からない。低カロリーと運動なんて事は言われな…

「 怒らないこと-役立つ初期仏教法話」

アルボムッレ・スマナサーラ。最初期の仏教であるテーラワーダ仏教の長老である著者による、怒りを否定した仏陀の教え。"泥棒にノコギリでバラバラに切られても私は怒らない"という悟りの境地には至れないにしても、そこを理想の境地とする心の平安には憧れ…

「28歳からのリアルマネー」

人生戦略会議。28歳を分岐点と考えて、将来に住宅、転職、結婚、老後などにどうお金がかかっていくかのシミュレーション…なんか、昔の保険屋の生活設計をもっと詳しくしたような内容。まあ分からない内容でもないけど、なんか守りばかりで夢が無い話ばかり。…

「洗脳-スピリチュアルの妄言と精神防衛テクニック」

苫米地英人。まやかしのスピリチュアルブーム,カルトという裏ビジネスカルトの始まり,洗脳テクニック,脱洗脳テクニック、ハイパーラポール、など…他の著者の本よりは随分と面白かった(というか他のがヒドイ)。変成意識,内部表現の書き換え,アンカー,ト…

「数学で犯罪を解決する」

- Solving Crime with Mathematics : The Numbers Behind NUM3ERS - keith Devlin/Gary Loaden キース・デブリン、ゲーリー・ローデン。山形浩生/守岡桜訳。「NUMB3RS:天才数学者の事件ファイル」をネタに、番組でどういう数学が使われているか、その詳しい…

「夢をかなえる洗脳力」

苫米地英人。自己洗脳による成功方法・自己啓発本みたいな内容で,かなり薄めの中身。自分の体験のエピソード,雑学的な話がほとんどで自己啓発な部分は数ページで終わりそうな内容。アンカー,トリガー,ホメオスタシスなど得意のキーワードを入れ込んでい…

「登ってわかる富士山の魅力」

伊藤フミヒロ。NHK趣味悠々「山で元気に!田部井淳子の登山入門 」を見てからちょっと富士登山に興味を持っていて,読んでみた。ガイドブックとは一味違う実用的な本で,ルート,時間配分,装備,成功のコツ,FAQ ,登頂以外の富士山ハイキングなどなど非常に…

「神様がくれた指」

佐藤多佳子。出所したその日に学生のスリを追いかけ利き腕にケガをした職人的スリ師の辻牧夫。それを助けたのはギャンブル狂のタロット占い師の昼間薫だった…。エンターテイメントとしてはかなり面白かった。登場人物は人間的な魅力に溢れ、予想外の展開にぐ…

「アスペルガー症候群の天才たち-自閉症と創造性」

マイケル・フィッツジェラルド 。それぞれの例について、家族背景、能力、特徴(言語、対人障害、興味、攻撃性、奇矯、自己同一性拡散、運動)、エピソードなどを詳細に語る。ルートヴィッヒ・ウィットゲンシュタイン、キース・ジョーゼフ卿、イーモン・デヴァ…

「今日から始めるウォーキング&ランニング」

金哲彦。ウォーキング、ランニングのフォーム/姿勢、トレーニング、体幹エクササイズ、筋トレ、シューズ、グッズ、トレーニングプラン、大会参加へのチャレンジなどなど、かなり広い範囲を丁寧に説明していて面白かった。ランニングしてないけど、特にフォー…

「乳と卵」

川上未映子。大阪から豊胸手術のためにやって来た39歳の姉・巻子、その娘で言葉を発しない緑子、それを迎えるワタシの三日間…。大阪弁に慣れないせいか読みにくい文体ではあるが、キャラの設定や展開はそれなりに面白い。やや軽めな印象を与えるが、これが第…

「なぜ私だけが苦しむのか-現代のヨブ記」- When Bad Things Happen To Good People -

H.S.クシュナー。著者は余命短い難病の子供を持ったユダヤ教の宗教者・ラビ、彼の不理不尽な不幸を「ヨブ記」を軸にした宗教と人生論。宗教的知識も不要で、文章も分かりやすい。「なぜ私がこんな酷い目に遭うのか?」という疑問を理詰めで考えていく所が面白…

「[非公認]Googleの入社試験」

竹内薫。Googleの試験問題と、その解答例。問題は、スクールバスに入るゴルフボールの数、シアトル中のガラス清掃の費用、世界のピアノ調律師の数などのフェルミ推定系、宣教師と人食い人種問題、8個の中から2回で探す秤、海賊の分け前、などパズル系、覆面…

「眠れなくなる宇宙の話」

佐藤勝彦。インドなど古代の宇宙観、天文学の発達、望遠鏡の発明、インフレーション理論や超ひも理論など現代宇宙論、などなど。雑学風だけど実は体系だっていて分かりやすくて面白い。(memo:色消しレンズを使った屈折望遠鏡)(memo:アシモフ「夜来る」、6つ…

「働き方革命-あなたが今日から日本を変える方法」

駒崎弘樹。等身大の、リアルな実体験からの筆者の働き方革命、という所が心に響く。仕事中毒から脱却し、自分に大事な事を見極めていく過程が手にとるように分る。(memo:ラポールトーク=共感を伝える、レポートトーク=情報を伝える)(memo:恒常性=ホメオスタ…

「 赤ちゃんの脳を育む本」

久保田競。大学時代に乳幼児の視覚認知について学んだので興味がある内容。月齢毎の非常に細かい区切りで、成長に合わせた脳によいトレーニングを遊びとして提案している。正確さや効果については未知数だが、方向性としては正しい印象。脳内麻薬のドーパミ…

「創価学会」

島田裕巳。創価学会の成り立ちから現在まで、公明党や池田大作について、礼賛でも批判でもなく客観的に書かれていると思う。創立当初から神懸かりや宗教体験、病気直しといった側面がないという話、急拡大の時代に霊魂は存在しない、占いや易を否定したとい…

「あなたはなぜ値札にダマされるのか-不合理な意思決定にひそむスウェイの法則」- SWAY - Ori Brafman,Rom Brafman

オリ・ブラフマン。「予想どうりに不合理」(id:zom-1:20090502#1)みたいな行動経済学の内容で面白い。なんとしても損失を回避しようとする「損失回避」、時間や労力や金をかけた後では止められない「コミットメントの法則」、一度評価すると他の見方が出来な…

「ドップリ-たった4分で自分を変える方術」

下久住マサ。片付けない、忘れる、果てしなくダラダラとするライフスタイルの提言。「キッパリのアンチテーゼの様だけど、単なるパロディの様でもある。柳の下の四匹目のドジョウは、逆を狙わなければいけないという例かもしれない。 http://www.amazon.co.j…

「理系バカと文系バカ」

竹内薫。没頭しすぎで狭い視野の「理系バカ」、人の情報を鵜呑みにして流される「文系バカ」、両方のバランスが取れた知性=文理融合を考える…。中立な姿勢だけど、やや理系びいきな感じ。バカっぽさの列挙はエンターテイメントだと割り切って、言っている事…

「東京島」

桐野夏生。32人が流れ着いた太平洋の小島、いつしかトウキョウ島と呼ばれる。女は清子だけだった…。出だしは面白かったけど、その後の展開は平凡。もっと期待があっただけに残念。「蠅の王」ウィリアム・ ゴールディングと比べるのは可哀想だが、やはり比べ…

「30秒ドローイン-腹を凹ます最強メソッド」

植森美緒。いつでもどこでも出来るドローイングによる体幹部の鍛え方。非常にシンプルでありながら効果的。 http://www.amazon.co.jp/dp/4471143077

「誰も「戦後」を覚えていない-昭和30年代篇」

鴨下信一。TBSの演出家でのちの相談役の著者による、昭和30年代の政治、文芸、テレビ、音楽、犯罪、事件、災害などなど。雑学的には面白い、特にTVの話は事情に通じていて楽しめる。(memo:南京虫=女性用腕時計)(memo:伊勢湾台風の被害の大きさは巨大さと情報…

「ハイ・コンセプト-「新しいこと」を考え出す人の時代」

ダニエル・ピンク、大前研一訳。専門力の時代から、これからは総合力の時代。必要な6つのセンスは、機能→デザイン(実用性→有意性)、理論→物語、調和、論理→共感、まじめ→遊び心、モノ→生きがい…といった内容。全体には面白い内容で納得は出来る。タイトルを…

「45分でわかる! 14歳からの世界金融危機」

池上彰。「週間こどもニュース」の人だけあって極めて分かりやすく、時系列でその関係性を上手く分かりやすく順番に説明している。サブプライムローン、証券化、投資銀行、投資資金のコモディティに移動、原油価格高騰、バイオエタノール、穀物価格高騰、リ…

「名人誕生 面白南極料理人」

西村淳。映画「南極料理人」(id:zom-1:20090830#p1)の原作者、この人は始めて読む。これは南極観測隊、第30次隊に選ばれ、しらせで南極へ向かい、昭和基地で生活が始まり、夏隊が帰るまで。著者は性格もアバウト、文章もかなりアバウト。軽い読みモノとして…

「一瞬で相手を落とす!コールドリーディング入門」

石井裕之。詐欺の基本的な技ばかり。内容軽め。パーナム効果の血液型ルーズなどの実例はちょっと嘘臭い。(memo:パーナム効果=フォアラー効果(こっちはバートラム・フォアラー)=曖昧な性格記述を自分だけに当てはまると捉える)(memo:ストック・スピール=用意…

「資本主義崩壊の首謀者たち」

広瀬隆。今回の金融危機は、金融マフィアたちによる金融腐敗であり、具体的に国際殺人泥棒クラブのメンバーとしてグリーンスパン、元財務長官ロバート・ルービン、ローレン・サマーズ、キッシンジャー、H.ボールソンなどの名前を挙げて批判する。ロスチャイ…