電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

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「チョコレート」

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21_21 DESIGN SIGHT 第一回企画展、深澤直人ディレクション。テーマのチョコレートは観る前はハテナという感じだったが実際に観るとかなり面白い。チョコレートというお題だけでこれだけ発想が広がるアートの世界は素晴らしいと思う。ちょっとクスッっと思わ…

「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展~運命のアーティスト・カップル」

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Bunkamuraザ・ミュージアム。エコール・ド・パリを代表する画家モディリアーニは32歳の時に18歳のジャンヌ・ビュテルヌと出会い恋に落ちるが、35歳で病死、その二日後にジャンヌは投身自殺…映画「モンパルナスの灯」、「モディリアーニ真実の恋」(未見)にもなっ…

「APAアワード2007」

東京都写真美術館。資生堂TSUBAKI(オガタケイ)は女優12枚で豪勢で奇麗だけど、それだけな感じ。その他ピンと来るものは少ない。好きなのは伊藤之一、日比憲治「ソニーα」、吉村政伸「Motherland」ぐらいか。 http://syabi.com/details/apa2007.html

「TOKYO~マグナムが撮った東京」

東京都写真美術館。1947年、ロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デビッド・シーモアらにより創設された写真集団マグナムが撮った東京、1950年代から2005年まで。全体には'50年代の写真がやはり面白い、パワーがあった時…

「夜明けまえ~知られざる日本写真開拓史I.関東編」

東京都写真美術館。当時からパノラマ写真(フェリックス・ベアト、愛宕山から)やステレオ写真(エール・ジョセフ・ロシエ)が工夫されているのは今更ながら驚き。下岡蓮杖の「飛脚」が出ていたので、後で学芸員に質問。「飛脚」はナンバ走りの例としてよく引き…

「VOCA 2007」(The Vision of Contemporary Art 2007)

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上野の森美術館。全国の美術関係者推薦の若手36作家。VOCAは新鮮で結構好き。良かったのは、山下律子「LBT」「SLOANE RANGER」(油絵らしいがどうやって描くんだ?)、菅野まり子「泉」(不思議なオリエンタルな香)、塩保朋子「天の根」(驚異的な技術が作る荘厳…

「neo DIGITAL GENERATION~現在感覚と共振する新・デジタル表現者たち」

新宿エプサイト/epSITE。エプソンカラーイメージングコンテスト受賞者三人。西元哲太郎「電車の中」、平凡なアイデアだけど撮り込んでいてちょっと面白い、審査員森山大道好みか。高木こずえ「selfcounseling」、写真新世紀の「insider」(id:zom-1:20061123#…

「第10回文化庁メディア芸術祭」

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東京都写真美術館。アート部門大賞「Imaginary Numbers 2006」木本圭子は、「ポスト・デジグラフィ」(id:zom-1:20060917#p2)でも「ミッション:フロンティア」(id:zom-1:20041113#p2)でも観て気に入ってたので、嬉しい反面、平凡な選出な印象。その他のゲーム…

ちょっと暗室(インクジェットでネガ作り)

写美の暗室で、かねてから考えていた実験。デジカメで撮影した写真をOHPフィルムにインクジェットプリンタで白黒で反転させて印刷し(67のネガサイズ)、それを銀塩の引き延ばし機で印画紙(六切)に焼き付ける。ストレートにやっても思ったより奇麗に出来るが、…

「ようこそ。写真美術館へ!」

東京都写真美術館。1999年度都会計の作品購入予算がゼロになり寄贈寄託を除いて作品の収集は休止状態。「写真映像文化支援協議会」支援金によりコレクションに加わったものを展示。窮地を逆転させ展示する発想がいいし、より美術館の仕事が世間に分かるのも…

「光と影」

東京都写真美術館。光と影というテーマによる展示。マン・レイから現代写真家まで。森山大道は当然の様に面白いが、X線写真のサーラ・エクストロン「Grotesque & Arabesque」、杉浦邦恵のシルエットが印象的。石元泰博のチバクローム(写美では銀色素漂白方式…

「日本の新進作家 vol.5-地球(ほし)の旅人-新たなネイチャーフォトの挑戦」

東京都写真美術館。動物写真の前川貴行(元田中光常の助手)、山岳写真の菊池哲男、水風景の林明輝。前川の「アメリカグマ」の計算され尽くしたスタジオでのライティングの様な光線と闇の深さを持つ熊の写真は凄い。菊池哲男、林明輝は奇麗ではあるし熱意もテ…

「オルセー美術館展~19世紀芸術家たちの楽園」

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東京都美術館。平日だというのかなりの混雑、土日はどうなっているんだろうか。日本人の印象派好きを物語っている。見所の絵の前は大混雑。良かったのはホイッスラー「灰色と黒のアレンジメント第1番、画家の母の肖像」、ヴァロットン「ボール」(不思議な感…

国立新美術館 開館記念展「20世紀美術探検~アーティストたちの三つの冒険物語」

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1/21開館の国立新美術館。ひたすら国内外から約600点を借りまくった努力は賞賛に値するし(所蔵作を持たない)、ここの広さ(1F全部6000平米)を実感出来るのでは面白いけど、テーマ的には何でもかんでもあり、絵画、写真、デザイン、工芸、建築まででもうお腹い…

[Travel」SFMoMA(サンフランシスコ近代美術館)

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いくつかの企画展など時間が無いので駆け足で回ったが、印象的だったのはゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)のレアリズムな作品、ウォーカー・エバンス(Walker Evans)の写真、アンゼルム・キーファー(Anselm Kiefer)は迫力大、ロバート・アーウィン(Robe…

「アイドル!」

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横浜美術館。オタク展みたいな路線を狙ったのか。アイドルという切り口は良かったが、内容が薄くて、オタク展以上に物足りない。加藤美佳は面白かったけど、テーマからは外れているような。テーマに合ったのは蜷川美花だろうか。「オシャレ魔女ラブandベリー…

「パラレル・ニッポン 現代日本建築展 1996-2006」

東京写真美術館。過去10年に竣工した代表的な建築112作品を写真で展示。写真でどこまで建築を表現出来るかというと、限界がある。奇麗に写りすぎているもの、実物じゃないと感覚が分からないものなど。西沢立衛「ウィークエンドハウス」、藤森照信「高過庵」…

「写真新世紀 東京展2006」

東京写真美術館。2005年グランプリ小澤亜希子「バブ」は面白いが、一発アイデア的な印象。高木こずえ「insider」はアイデア的には古くから有るが丁寧に丁寧に作られ完成度が高く素晴らしい。佳作の宇津裕美子「小部屋からめくるめく」、柳本奈都子「so-so-se…

「コラージュとフォトモンタージュ展」

東京写真美術館。写真がコラージュにどの様に利用され、表現されてきたか。黎明期のコラージュによる表現、ダダイズム/シュルレアリスム/構成主義などの20世紀初頭の前衛美術、現代美術における表現など。ラチチュードの狭さにより波と空を合成した「海景」…

「大エルミタージュ美術館展~ヴェネツィア派からモネ、ゴーギャン、ルノワール、ピカソまで」

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東京都美術館。サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、1764年エカテリーナ二世による225点の絵画購入から始ままった現在300万点のコレクション、今回はヨーロッパ絵画のセレクション。いいと思ったのは「オウムと子供たち」クリスティーナ・ロバート…

「生誕100年記念 ダリ回顧展」

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上野の森美術館。平日開場直後というのに場内はかなりの混雑(1982年の時はそれほど混まなかったような)。それでも平均身長が低いのか後ろからよく見える。「器官と手」1927、「早春の日々」1929などシュールになっていく過程が面白い。一番好きなのは「記憶…

「Good Design Award 1957-2006」

東京藝術大学大学美術館陳列館。もともとグッドデザイン賞には懐疑的なんだけど、並べてみてもやっぱり面白くない。普遍性のあるいいデザインは少ない、世界に誇れるものは少ない。バタフライスツール(天童木工、柳宗理)とかいいんだけど。

「NHK日曜美術館30年展」

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東京藝術大学大学美術館。大混雑、そもそも通路が狭過ぎるのでこういう企画展には向かない場所な気がする。大作は少ないが、番組を思い出すとそれぞれの作品に深みが感じられる。国内でもこれだけかき集められるのかと感心。好きなのは中川一政「駒ヶ岳」、…

「ベルギー王立美術館展」

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国立西洋美術館。企画展としては地味だけどかなり混雑。個人的にはマグリット狙い。古典油彩は個人的には好みのモノが少ない。アブラハム・ブリューゲル「花と果実」(ピーテル・ブリューゲルの曾孫)、アンドリアーン・ファン・ユトレヒト「オウムのいる静物…

「コネクティング・ワールド」

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ICC。展示的にはまあ面白いが、オープンスペースと合わせて見て、まあ、満足という所か。超ピタゴラスイッチの映像作品「事の次第」はもの凄い、が全部は長過ぎて見られなかった。シンボジウムをちょうどやっていた。ambientTV. NETの監視社会への反対運動を…

「ポスト・デジグラフィ」展

東京都写真美術館。デジタル表現のもの色々、河口洋一郎、森村泰昌、木本圭子などなど。写美のこの手のは何故かいつも展示が下手な気がする。それぞれは面白くても並べるとテーマが見えてこないというか。木本圭子「Imaginary Numbers」とか意味分かるんだろ…

「HASHI(橋村奉臣)展」「一瞬の永遠」と「未来の原風景」

東京都写真美術館。HASHIの名で知られるNY在住の写真家・橋村奉臣。超高速のスピードライトを使った技法、「アクション・スティル・ライフ」は技術的にかなり高度だしインパクトがある。でも、金魚すくいのは加工されていると思うが何故。「未来の原風景」は…

「中村征夫写真展~海中2万7000時間の旅 」

東京都写真美術館。水中写真家・中村征夫(http://www.squall.co.jp/)の代表作、撮り下ろしの約150点。最後の原寸大のザトウクジラが迫力あって凄い。偶然に当日は本人による展示解説があった。原寸大ザトウクジラ親子の写真の前でその撮影の時の話、リアル感…

「次世代文化フォーラム~アート・テクノロジー・サイエンスの領域を越えて」

Forum on Intellectual Unity-Beyond the Arts,Technology,and Science-東大安田講堂。映像上映Kronos Quartet「Sun Rings」。「アインシュタインとピカソ~二人の天才は時間と空間をどうとらえたのか」の著者アーサー.I.ミラーの講演。黒川清(日本学術会議…

石川賢治 月光写真展「天地水 月光浴」

東京大丸ミュージアム。新作60作、代表作60作を展示、オーストラリア(レーザー島、デビルズ・マーブル)、マダガスカル(バオバブの木)、ガラパゴスなどなど。暗くした展示に浮き出ている写真、さざ波や虫の音など展示が凝っている。デビルズ・マーブルの石、…