電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「女神の継承」-The Medium-

バンジョン・ピサンタナクーン監督。タイ東北部の村、祈祷師一族の血を継ぐミン(ナリルヤ・グルモンコルペチ)は原因不明の体調不良に襲われ、奇怪な行動を繰り返すようになる。メイの母は、祈祷師の妹ニム(サワニー・ウトーンマ)に助けを求めるが…。「哭声/コクソン」のナ・ホンジンが原案製作で、タイ韓国合作のホラー。予告編からは、これはかなりイケる気がしていたんだけど、ダメだなあ。予告編の作りが上手すぎるのか。モキュメンタリーな作りは成功していないし、話は単純すぎだし、映像もイマイチといいところがない。オチというか、その正体もちょっと単純すぎるのではないかなあ。

https://synca.jp/megami/

「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」-Jurassic World: Dominion-

コリン・トレボロウ監督。噴火によりジュラシック・ワールドの恐竜が世界に放たれてから四年、オーウェン(クリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は、ロックウッドの娘のクローンであるメイジー(イザベラ・サーモン)を守り、人里離れて暮らしていた。一方、巨大イナゴの発生からサトラー博士(ローラ・ダーン)はバイオ企業バイオシンを怪しみ、グラント博士(サム・ニール)の協力を得てバイオシンのもとで働くマルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)にも協力を求めるが…。「ジュラシック・ワールド 炎の王国」の続き、シリーズ最終章、ってことだが、まあ同じことの繰り返し感はある。でも、ずっと緊張感ある展開で、恐竜のカーチェイスとかは新鮮でよい。メイジーの存在感はなかなか。グラント、サトラー、マルコムと三人揃えてメインに持ってきたのも、最終章としては適切だったなあ。そもそもバイオシンからして第一作からつながっている。バイオシンCEOルイス・ドジスン(キャンベル・スコット)がどうみてもティム・クック、会社が円形でどうみてもApple Park、これ平気なの、とちょっと思った。

https://www.jurassicworld.jp/

「ボイリング・ポイント 沸騰」-Boiling Point-

フィリップ・バランティーニ監督。クリスマス前の金曜日で予約いっぱいのレストラン、シェフのアンディ(スティーブン・グレアム)は妻子別居と衛生検査とトラブルだらけ。スーシェフのカーリー(ビネット・ロビンソン)はなんとか厨房を仕切るが、そこにアンディのライバルのアリステア・スカイ(ジェイソン・フレミング)が評論家を連れて来店する…。90分ワンショットで撮るってとこだけ話題になっているが、そこは単なる技法。それが緊張感を生んでいるかといえば、逆効果な感じ。アウトフォーカスが多いのはかなり気になるなあ、カメラの選択のせいと暗いライティングのせいだと思う。個々の人々に焦点を切り替えながら展開していくとこは上手い人生の切り取り方だとは思った。が、最後は、そこで終わりかなと物語的としてはちょっと残念だった。ワンカットものというと、古くは「ロープ」から、最近では「カメラを止めるな!」「1917 命をかけた伝令」「ウトヤ島、7月22日」とか色々観てきているが、その中でもワンカットの意味が薄いと思う。ところで、ワンカットの「大空港2013」はもっと評価されていいと思うな。

http://www.cetera.co.jp/boilingpoint/

「炎のデス・ポリス」-Copshop-

ジョー・カーナハン監督。詐欺師テディ(フランク・グリロ)は命を狙われ、わざと逮捕され、砂漠の中の小さな警察署に留置される。そこにマフィアの殺し屋ボブ(ジェラルド・バトラー)が泥酔者として入り込むが、新人警官ヴァレリー(アレクシス・ラウダー)はボブの計画を阻止。さらにサイコパスの殺し屋アンソニー・ラム(トビー・ハス)が現れるが…。監督の「スモーキン・エース~暗殺者がいっぱい」みたいなシチュエーションものだが、その設定に「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」みたいな突き抜け感があってなかなか。特にアンソニーはヤバすぎ。対する警官の正義感もうまく出ている。小さくまとまっているが、エンタメとしてはよかった。

https://copshop-movie.jp/

「キャメラを止めるな!」-Coupez!-

ミシェル・アザナビシウス監督。フランス、山奥の廃墟で自主制作のゾンビ映画を撮影中、監督の日暮(ロマン・デュリス)は演技指導に力が入り、女優ナツミ(ベレニス・ベジョ)も演技が過激になっていくが…。「アーティスト」の監督が「カメラを止めるな!」のフランスリメイク、ってのは話題。まあ、「アーティスト」サウンドの使い方がトリッキーだから本質は似ているところがあるのかもしれない。基本オリジナルに忠実、いくつかカットされている気もするがちょっと元の記憶が曖昧。オリジナル以上でもないし以下でもないかな。竹原芳子の登場が一番面白かった。フランス人と並ぶと、彼女は特殊メイクかCGにしか見えないのだが。原題Coupezは、カットの意味かな。

https://gaga.ne.jp/cametome/

「X エックス」-X-

タイ・ウェスト監督。1979年、ストリッパーで女優のマキシーン(ミア・ゴス)、マネージャーのウェイン(マーティン・ヘンダーソン)、ブロンド女優のボビー・リン(ブリタニー・スノウ)、ベトナム帰還兵で俳優ジャクソン(スコット・メスカディ)、その恋人で録音係ロレイン(ジェナ・オルテガ)、監督RJ(オーウェン・キャンベル)は新作映画を撮影するために農場を借りる。農場の持ち主ハワード(スティーブン・ユーア)の妻パールは行動が奇怪だったが…。A24の映画でタイ・ウェストが監督、彼らしいスプラッタ多め。評判は悪くない気がしてたが、面白くないじゃーん。個人的にはダメだった。物語が動き始めるまでも遅くてほぼ一時間。残りがひたすらスプラッタだが、それも間延びしていて平凡、新鮮さはまるでない。次回作の前日譚のほうが面白そうだが、まあ今回を観ると期待できないかなあ。

https://happinet-phantom.com/X/

「ビリーバーズ」

城定秀夫監督、山本直樹原作。ニコニコ人生センターの、オペレーター(磯村勇斗)、副議長(北村優衣)、議長(宇野祥平)は無人島で三人の共同生活をしていた。メールで送られる指令を実行しながら、日々、瞑想、夢の報告、テレパシー実験を繰り返す日々だったが、食糧もなくなるころ、ある事件が起きるが…。山本直樹の原作は結構好きで読んでた…が、ラストの覚えがないので連載で読んでいたのだろうな。城定秀夫監督のせいかアダルトなシーン多め、日活ロマンポルノぐらいの比率で多いかもしれない。チープなトコも多い。実写で見てみると、あんまり映画向きなネタじゃないなと思った。生生しすぎて。山本直樹が先生役なのはちょっと笑った。演技下手なのが、リアル感あった。

https://believers-movie2022.com/