電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「スクリーム」- Scream -

すばらしく面白かった。極端にホラーが嫌いじゃなければ、ホントにおすすめ。ウェス・クレイヴン監督、ケビン・ウイリアムソン脚本、ネーヴ・キャンベル、スキート・ウーリッチ、デビッド・アークエット、コートニー・コックスドリュー・バリモア。まず、純粋なホラー・ファンには絶対にお勧め。なにしろ犯人、被害者ともにホラー、スプラッタ映画のマニアばかりで、殺しにもその知識を駆使してクイズとかしちゃうところが恐い(^^;)。それも問題がかなりマニアックだったりして楽しめる。(最初の殺しのクイズの最後の問いに正解出来るのはかなりのマニア(^^;))ホラー映画の常套手段を列挙して、それでいながら巧みにそのセオリーを外してきたりして、監督の駆け引きも面白い(^^)。絶対殺される登場人物のパターンが、ホントに殺されるのか、ちょっとワクワクしてしまいます。こういう映画に珍しく、犯人捜しの部分も面白い。この辺は、ミステリーとしてもよく出来ている。犯人を考えるのでも随分と楽しめると思います。私は結構、早く犯人判ったけど。そんな事はどうでもいいと言う人にも、このスピード感あふれる展開は絶対に楽しめると思う。かなり、過激な印象を受ける映画だけど、意外な事に惨殺シーンは少ない。米国のレーティングのせいかもしれないけど、つまり、あまりスプラッタしなくても、十分に恐いのは、この映画が非常によく出来ている事の証明だと思います。監督は「エルム街の悪魔」のウェス・クレイヴン。クレイヴンが手がけたのは、シリーズの第1作だけですが、やはり一作目だけは、特別な味がありました。お勧めです。