電子竹林:Blog

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「食神」

面白かった。久しぶりに香港映画のパワーを実感(^^)。最高です。同じ食モノとしても、去年のツイ・ハーク監督の「金玉満堂」は詰まらなかった。1980年代後半の香港映画黄金期の立て役者、ツイ・ハークの力不足を感じました。「食神」はツイ・ハークへのアンチテーゼであるかもしれません。監督、主演はチャウ・シンチー、「ゴッド・ギャンブラー」2、3以来の大人気ですが、相変わらずこんなバカな役をやってるのが素晴らしい(^^)。かたや、ヒロインのカレン・モクは、ウォン・カーウァイの「天使の涙」の金髪の女ですが、もう手だしからいきなり姉御丸だしの役で、これ、ホントにカレン・モクと思わせてしまう。ホント信じられないです(^^;)。何しろ元モデルですからねえ。まあ、ともかくこの映画のキレ方は並みじゃないです。もし、1980年代後半の黄金期、香港映画が好きなら、是非とも観るべきでしょう。ちなみに、「食神」は1996年の興行成績2位、香港オタクの「秘伝香港街歩き術」の著者、藤木弘子も絶賛してました。