電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「秘密」

滝田洋二郎監督、東野圭吾原作、斎藤ひろし脚本、広末涼子小林薫石田ゆり子金子賢、岸本加世子。原作読んでないんですが、映画的にはイマイチかな。父親の視点、母の視点、娘の視点、どこに立つかで随分と印象は違うと思うけど、どこでも納得出来ないと思う。特に母親の視点に立ってしまうと、混乱が多すぎるのではないかなあ。最初から父親の視点で観るべき映画なんだろうけど、そうは出来てない。小林薫はいいんですが、広末の下手さ加減にはまいりました。いつも一本調子な演技で(^^;)。ネタ的には「スキップ」「リターン」の北村薫が好きそうな内容で、オチもすぐに予測出来る範囲だったので、ストーリ的に引きつけられるものが無かった。もうちょっとうまくやって欲しかった。灯台のシーンの色彩や消え行く夕日の使い方は、「異人たちとの夏」のすき焼き屋の色づかいに凄く似ている。#その後、原作を読む