秋元康監督脚本、森光子、田中邦衛、大滝秀治、谷敬、いかりや長介、久我美子、滝沢秀明。美空ひばりの同名曲をモチーフにした映画。漁村に引っ越してきた小説家の百合子。最初は地元の老人たちの強い反発を受けてしまう…部分的にいいところはあるが、全体ではかなり詰まらない。前半はまだいいが、後半はエピソードの流れが散漫で唐突な展開。ほとんど伏線もなく、つなぎもなく、エピソードを羅列しているだけというのが気になる。特に、ラストシーンは無理矢理に泣かせるシーンであって、いかにも力づく。まあ、場内でも泣いている人が多かったけど、こんなのでは泣けないなーと白けて観ていた。8年前の「マンハッタン・キス」よりはいいけど、秋元康は映画的な構成ってのがいまだに出来て無い。