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「バリ島」

長渕康之 講談社現代新書。バリ島へ旅行へ旅行に行った直後に読む。全体は次の三章から成る。第一章「植民地としてのバリ-バリ文化とオランダの統治」第ニ章「パリに来たバリ-1931年国際植民地展覧会とオランダ館」第三章「ニューヨークのなかのバリ-ミゲル・コバルベアスと「バリ島」」オランダによる植民地政策により、バリの文化がいかにヨーロッパの文化と出会ったか、そしてヨーロッパにどう紹介されたかが判る。植民地政策と王族たちの関係や、オランダ人が積極的にバリ独自の文化を保存したがったなど、意外な面が面白かった。