電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「東南アジア四次元日記」

宮田珠己 文春文庫。旅行しまくりたいと会社を辞めた著者。時間的には「旅の理不尽」の後の話。旅の予算40万円、半年ぐらいで香港からベトナムカンボジアラオス、タイ、ミャンマー、マレーシア、シンガポールを回る。旅行の参考書と言えば、「旅の理不尽」同様に役に立たない、この本で行った所を回っても、かなりなトホホ感に見舞われると思う。(中で行った事あるのはタイガーバーム・ガーデンぐらいか?)ただ、読みものとしては面白い。地獄絵図を真面目にたどる著者の感覚って…。そして、さんざんな目に遭いながら手招きされると、ついていってしまうこの著者は…特にオカマの手招きに弱いのか?教義を判りやすく伝えるための極楽絵図や地獄絵図のエンターテイメント性について著者は書いている。教会や寺院はそもそも庶民のための娯楽性は高く、ローマのカソリック教会などでも共通した感覚がある。- 宮田珠己ファンサイト