電子竹林:Blog

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「GO」

行定勲監督、宮藤官九郎脚本、金城一紀原作、窪塚洋介柴咲コウ山崎努大竹しのぶ山本太郎在日韓国人の杉原(窪塚洋介)、あだ名はクルパー。元ボクサー父の秀吉(山崎努)はの教えで、喧嘩は24連勝中。本当の親友は映画、音楽、落語、小説に詳しい民族学校開校以来の秀才・正一(ジョンイル)だけ。ある日、杉原はヤクザの息子の加藤の誕生日パーティで桜井(柴咲コウ)に出会い、恋に落ちる…。金城一紀直木賞受賞作「GO」の映画化。ストーリ的にはほとんど同じだけど、原作の俗っぽさと衒学趣味が上手く押さえられていて、影像もなかなかよくてテンポもあって楽しめた。後半は素直なカットだったけど、前半のカットの細かい繋ぎの方が勢いがあって面白い。ところで山本太郎は、「バトル・ロワイアル」に続いて、また高校生役なのは何故?。「ロミオとジュリエット」の"薔薇の名前"の台詞を使ったシーンなんか、かなり泣かせて上手い。