電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「海辺の家」☆

アーウィン・ウィンクラー監督、マーク・アンドラス脚本、ケビン・クライン、クリスティン・スコット=トーマス、ヘイデン・クリステンセンジーナ・マローン、メアリー・スティーンバーゲン。主人公ジョージ・モンロー(ケビン・クライン)は42歳で建築デザイナー、元妻のロビン(クリスティン・スコット=トーマス)はすでに再婚、子供はドラッグに溺れた息子のサム(ヘイデン・クリステンセン)。20年勤めた建築事務所を解雇され、さらに残り三ヶ月の命と診断される。ジョージは自分の人生を見つめ直し、息子のサムと向き合うため夏の間に一緒に家を建てる事に…。面白かった。しつこく泣かせようとはせず泣かせのシーンはほとんど一ヶ所、あっさりしている。それが逆に心にしみる上手い効果を出している。直面する世界の厳しさを描くようで、最終的には悪人のいない性善説的な世界観に落ち着き、純粋な心優しい気分でエンディングを迎えられる素晴らしさ。主演のケビン・クラインはいいのは当然として、「スターウォーズ エピソード2」のアナキン役のヘイデン・クリステンセンの反抗的でいながらナイーブな内面を見せる姿はなかなかいい感じ。