キャスリン・ビグロー監督製作、ルイス・ノウラ原作、ハリソン・フォード、リーアム・ニーソン、ピーター・サースガード。
冷戦下の1961年、ソ連原子力潜水艦K-19の処女航海の艦長に抜擢されたポストリコフ(ハリソン・フォード)、整備不良、不足、乗組員の規律は乱れる中、原子炉に問題が発生。ポストリコは、副艦長ポレーニン(リーアム・ニーソン)の米国への救助要請の進言を聞き入れず、自力での解決をはかる…。
実話という重みがあるが、ポストリコフ艦長が、任務に忠実なだけなのか、残忍なのか、沈着冷静なのか、有能なのか無能なのか、なんかさっぱり判らなかった。ともかく、無理な命令な数々はかなり怖いし、それを任務として仕方なく遂行してしまう軍人たちはかなり怖い。潜水艦ってだけで息苦しいのに、とくに原子炉の修理のシーンは目まいがしてしまう。
後日談は余計。結局、ポストリコフ艦長は正しい事をしたのか?ポレーニン副艦長の立場は?どう捉えていいものやら判らない。