電子竹林:Blog

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「ジョゼと虎と魚たち」

色々な面で考えさせる重い話なんだが、それを淡々と展開させる渡辺あやの脚本がかなり上手い。重い部分は、見終わった後にボディーブローの様にきいてくる。上手い演出だ、犬童一心監督。

ラストがどう終わらせるのかかなり難しいと思ったが…んー、そうきたか。結果的に一番心に残る終わり方だったかもしれない。

妻夫木聡池脇千鶴、両者とも難しい役どころなのに自然で上手い。逆に他の役者がかなり下手に見えてしまうのが難点。田辺聖子の原作は、多分、かなり違う物語なんだろうなあ。読んでみなきゃ。観客は妻夫木聡ファンの女性ばかりだった。

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