電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「デブの帝国-いかにしてアメリカは肥満大国となったのか」

- FAT LAND:How Americans Became the Fattest People in the World - Greg Critser

グレッグ・クライツァー。人口の60%以上が肥満の米国の問題の根の深さを知った。「華氏911」(id:zom-1:20040821#p1)はブッシュ批判だけで無く、根底には貧富の差を作り続ける米国の社会構造への批判があったが、この本でも貧富の問題と社会構造の問題を感じる。肥満が黒人やラテン系に多いのでは無く、低所得と肥満が比例するとは…。さらに地域の治安の悪さ、TVの視聴時間と肥満も比例する。バリューセットを代表とするジャンボサイズ化などのファーストフードの企業的問題も大きい。ファーストフードについては「ファーストフードが世界を食い尽くす」が詳しい。(memo:外食で摂取するカロリー:1977年18%→1994年34%)(memo:低所得者の方が間食を取る)(memo:食べ物を多く与えるだけで食欲は増進する)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/490178420X/