電子竹林:Blog

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「四日間の奇蹟」

佐々部清監督、原作は浅倉卓弥の同名小説(未読、デビュー作で、第一回このミス第一位)。ピアニスト如月敬輔(吉岡秀隆)は、一人の少女千織(尾高杏奈)を救うためにピアニスト生命を断たれる。サヴァン症候群としてピアノの才能を開花させた千織が訪問した療養センターで、岩村真理子(石田ゆり子) と出会う…。なんでこんなに人気なのか判らない。映画としての出来は悪くないのだけど、後半ほとんどは泣きの演技ばかり。道化的役割の人物もいなければ、笑えるシーンもホッと出来るシーンも無い。すべての演技も役者も泣きに向かって一直線。確かに観客は泣いているんだけど、これでいいのか。監督が原作に惚れ込んでの企画らしいが、気負いが強すぎ。この監督、「チルソクの夏」とか好きなんだけどな。

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