斉藤孝。「声に出して読みたい日本語」の著者だが、専門は教育学・身体論らしい。身体知に注目する所はいいが、その原理や効果については曖昧で短絡的。実例、エピソード、引用がちりばめられた話は面白いが、やや散漫で結論の結びつけ方はうさん臭さがつきまとう。学問として扱っているなら、実験、統計などと方法論はあると思うのだが。100年前の写真を持ってきて、昔の人は腰が据わっていると言われてもな~。読み物としては面白いんだけど。こういう人は、講演は多分面白い。(memo:上虚下実、シュタイナーのオイリュトミー、禅の放下)