電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ローリー・アンダーソン『時間の記録』」

ICCパフォーマンス・アートの第一人者、ローリー・アンダーソンの日本初回顧展。パフォーマンスという言葉が使われた当時からの第一人者。おもちゃみたいにテクノロジーを扱い、それに直面する時の感覚は確かにアートと思わせる。「ハンドフォン・テーブル」は骨伝導を使っているんだけど、これって1978年の作品!、さすがだ。ドラム・スーツは1985年。明和電気も面白いけど、やはりローリーのはその後に深いなと思わせる。「アット・ザ・シュリンクス<精神科のところで>」の怖いぐらい引き込まれる映像の写し方は、インスタレーションとして優れていて感動。07のビデオ映像は多過ぎて全部観られなかった。これを機会にどっかで彼女の映画「ゼロ・アンド・ワン」やってくれればいいのに。かなり面白いんだけど。(メディアアートの重要な拠点のNTT ICCだけど、東日本NTTの意向で2005年度いっぱいで閉鎖される方向(公式アナウンスされていない)。ICC学芸員が地道に存続運動をしてます)

http://www.ntticc.or.jp/Schedule/2005/THERECORDOFTHETIME/index_j.html