電子竹林:Blog

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「博士の愛した数式」

小泉堯史監督(「雨あがる」)、小川洋子原作。数学の教師ルート(吉岡秀隆)は自分の数学との関わりをクラスに話し始める。10歳の頃、家政婦の母(深津絵里)は、記憶が80分しか続かない数学者(寺尾聰)の元で働く事になった…。全体には平凡な作りではあるけど、好印象なのは原作の力か。数学の説明の多くは、ルートがクラスに説明する形になっていて、分かりやすいかもしれないけど、雰囲気はちょっと壊れている(原作の方が好き)。寺尾聰は小奇麗過ぎるし、元気過ぎる。数学の美しさや哲学性が一般に伝わるにはいい映画かもしれない。「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」(id:zom-1:20060115#p2)に続き、何故か数学モノ。ちなみに高校の担任は数学で、あだ名は赤チャートの"チャート"。

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