電子竹林:Blog

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「燃ゆるとき」

細野辰興監督、高杉良原作。米国に進出した東輝水産は安価なアジア企業に押され気味、渡米した資材担当の営業マン川森潔(中井貴一)は、慣れない地でレイオフ、コストカット、買収劇に直面する…。話自体はいいんだけど、全体にチープ、映像に品が無い。高杉良の、マルちゃんブランド東洋水産をモデルとした「燃ゆるとき」、続編「ザ エクセレントカンパニー~新・燃ゆるとき」を原作としている、未読であるが評判はかなりいい。高杉良は映画「金融腐蝕列島~呪縛」は面白かったが、映画化は難しいかもしれない。今回は成功してない。人間像、エピソードが平坦で、いかにも作り物をつなぎ合わせただけ。だからセクハラ疑惑、ユニオン騒動なども唐突な印象を受ける。エンディングの小田和正の歌声が妙に浮いている。

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