テレンス・マリック監督。1607年、北アメリカ、ヴァージニアに辿り着いた英国船のニューポート船長たちは開墾を始めるが、川上にはパウハタン王が治めるコミュニティがあった。先住民との交渉役になったジョン・スミス(コリン・ファレル)は王の娘ポカホンタス（クオリアンカ・キルヒャー)と出会う…。ディズニー「ポカホンタス」でも有名な物語だが、こちらの方が歴史に記されている話に近い(詳しくはWikipediaのポカホンタス参照)。20年に一作という噂のテレンス・マリックだが、「シン・レッドライン」以来の7年ぶり。完璧主義的な映像美は健在で、前半の映像詩が描き出す世界は夢の様に美しい。後半はややパワー不足、イマイチ好きになれない。風や太陽のような魅力を持ったクオリアンカ・キルヒャーは実に印象的…だが使いどころは難しいだろうなあ。70
