電子竹林:Blog

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「吹田文明展 華麗なる木版画の世界」

小学校の教師で、版画による表現を始め独特の世界を作った吹田文明。ラワン・メゾチントと呼ばれる、ラワン材の木目を使ったメゾチント風の画風や、グラデーション、重ね合わせによる表現の妙が面白い。代表作となっている1990年代の「白鳥座」などは奇麗だが、スイス・グレンヘン国際色彩版画トリエンナーレ展で受賞の「眼球体」、ラワン・メゾチント法が誕生した頃の作品の方がシンプルで味があって好き。

http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html