電子竹林:Blog

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「初恋」

塙幸成監督、中原みすず原作。叔母家族に引き取られ暮らす16歳のみすず(宮崎あおい)は、新宿の繁華街のジャズ喫茶Bで兄の亮、アングラ女優ユカ、浪人生タケシ、武闘派テツ、お調子者ヤス、そして東大生の岸(小出恵介)と出会う…。三億円事件の実行犯が18歳の女子高生だったという設定や動機は斬新だし、宮崎あおい演じるみすずは魅力的だが、全体には展開に起伏が無く盛り上がりに欠ける。'60年代の新宿など時代考証に凝っているだけに、逆に宮崎あおいは現代的で浮いてしまっているのが残念。71

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