電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「グッドナイト&グッドラック」-Good Night,and Good Luck-

ジョージ・クルーニー監督脚本。米ソ冷戦が激化、マッカーシー上院議員による赤狩りの猛威が吹き荒れていた1953年、CBSの人気キャスター、エド・マロー(デヴィッド・ストラザーン)とプロデューサーのフレッド・フレンドリー(ジョージ・クルーニー)は、番組内でマッカーシーの欺瞞を暴く放送に踏み切る…。エド・マロー「See it Now」の意思を引き継ぐ(?)「60 minutes」の長年のファンとしては、映画化だけで感動モノ。しかし、赤狩りマッカーシーも詳しい背景はすっ飛ばしてかなり不親切、一般受けはしない映画かも。マッカーシーは実在の映像、マローの番組の台詞やスピーチは本物そのままという硬派な作り。テーマは明快、マローのスピーチ"100年後の歴史家が今のTV番組に観るのは、退廃と現実逃避と隔絶"に表される様なジャーナリズム精神批判…しかし、すでにそれから50年経っているのか。72

http://www.goodnight-movie.jp/