電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「絶望と希望の半世紀」展特別レクチャー

東京都写真美術館世界報道写真財団国際審議委員、展覧会キュレイター・クリスチャン・コジョル。審査基準の変化、昔は大事件を捉えたある一瞬に価値があったが、今はカメラマンの視点やコンセプト、芸術性の高さが重要になるなどの話は面白かった。カメラの大衆化が背景にあるかもしれない。ベトナム戦争時、「ライフ」での一週間の戦死者の顔写真だけを並べた報道が世間を反戦に一気に変えたという話も興味深かった。冷戦下のソ連を撮るブレッソンも当時の政情を前提にして観ないといけない。報道東松照明はやはり海外で評価が高いのも実感。