電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「フラガール」

李相日監督脚本。1965(S40)年福島県いわき市常磐炭鉱での人員削減が迫り「常磐ハワイアンセンター」の大プロジェクトが開始、盆踊りしか知らない炭鉱娘にフラダンスを教えるため、元SKD花形ダンサーの平山まどか(松雪泰子)を呼び寄せるが、説明会に残ったのは早苗(徳永えり)、紀美子(蒼井優)、初子(池津祥子-大人計画)、小百合(山崎静代)だけだった…。やや中盤から泣かせの演出が多いが、全体には涙あり笑いあり感動ありのかなりのいい映画。英国映画で「ブラス!」など廃坑時代を舞台にした名作が多いが、同じように上手く再生をテーマにしている。昭和40年のいわきの、田舎ぶりはかなり凄いが懐かしくもある。蒼井優はさすがに圧倒的な存在感、ダンスも迫力満点、松雪泰子の壊れぐあいもいいし、色物的キャラだと思ったしずちゃんは笑いもとりつつ、泣かせのエピソードではかなり上手いので驚き。(memo:平山まどかのモデル=カレイナニ早川、74歳で現役フラ講師)

http://www.hula-girl.jp/