長澤雅彦監督、恩田陸原作。24時間で80Kmを歩き通す高校生活最大のイベントの歩行祭、60Kmは団体歩行、最後の20Kmは思い思いの人と歩く自由歩行。甲田貴子(多部未華子)は西脇融( 石田卓也)とのわだかまりを解く秘密の賭けをする…。第二回本屋大賞を取った原作(id:zom-1:20050608#p6)は結構好き、記録を読み直したら自分の2005年のフィクションベスト2になってた(id:zom-1:20060103#p1)。原作通りそれほど洗練されていないが、嫌いな映画じゃない。西原亜希、貫地谷しほり、松田まどか、郭智博などなど俳優陣は地味ではあるが演技は悪くは無い。"ただ単に歩き続ける事がなぜこれほど特別な事なのか" という言葉はストレートにこの物語を表現している、ゴールした時には18歳の気分になれる映画。ちなみに著者の母校水戸一高の実在の行事。
