電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「プラダを着た悪魔」- The Devil Wears Prada -

デヴィッド・フランケル監督、ローレン・ワイズバーガー原作(ヴォーグ誌編集長アナ・ウィンターの元アシスタント)。ジャーナリスト志望アンディ(アン・ハサウェイ)のNYでの就職先は一流のファッション誌「RUNWAY」、カリスマ編集長ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタントとなるが…。フランケル監督は、「セックス・アンド・ザ・シティ」6エピソードを手がけているらしい。都会的な物語の傾向はちょっと似てる。全体では、何といってもメリル・ストリープの存在感が圧倒的。セーターの色を語る長台詞の切れ味には痺れた。一方、化粧を落とし疲れた表情を見せる落差の演技…素晴らしい。ハサウェイは「ブロークバック・マウンテン」では平凡だったが、「プリティ・プリンセス」的な今回の役は生き生きしている。無理に本格女優な路線を目指す必要も無いかと思った。女優陣に比べて、男優陣はパっとしないが、ま、お飾り程度か。中盤までかなり盛り上げて、ラストをどうまとめるかハラハラしたが、ま、適度な落し所。ストリープの微笑み一つで締めくくるとは、最後までストリープな映画。

http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/