電子竹林:Blog

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「ルワンダの涙」- Shooting Dogs -

マイケル・ケイトン=ジョーンズ監督。英国人教師ジョー・コナー(ヒュー・ダンシー)は、ローマン・カソリック教会のクリストファー神父(ジョン・ハート)により運営されベルギー軍の国連兵士に守られるルワンダの公立技術専門学校(ETO)に赴任する。1994年4月6日の夜、フツ族出身のハビャリマナ大統領の飛行機が撃墜、フツ族によるツチ族虐殺が始まる…。背景としては「ホテル・ルワンダ」(id:zom-1:20060204#p2)と同じ大虐殺事件。展開も似ていて演出的には「ホテル・ルワンダ」の方が上手いと思うが、やはり壮絶な話。クレジットに出てくる虐殺から逃れた人々が映画のスタッフに入っているのが印象的。キーとなるマリー(クレア=ホープ・アシティ)の使い方は上手い。邦題は平凡だが、原題の"Shooting Dogs"は皮肉が効いている。偶然ではあるが、今日読んでいた二冊の本「世界を信じるためのメソッド」森達也、「美しい国へ」安倍晋三の両方にこのツチ族虐殺事件の話が出てくる。

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