電子竹林:Blog

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「パフューム~ある人殺しの物語」- Perfume:The Story of a Murderer -

トム・ティクヴァ監督(「ラン・ローラ・ラン」)、パトリック・ジュースキント原作「香水」。1738年7月17日、パリ・セーヌ河沿岸の活気と悪臭に満ちた魚市場で産み落とされた子供は驚異的な嗅覚を持っていた。ジャン=パティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)はなめし革屋からやがて調香師バルディーニ(ダスティン・ホフマン)の弟子となり、やがてグラースへと旅立つ…。原作は余りに有名、20世紀後半ベスト5に入れていいほど好きな小説。それだけに映画化に不安はあった。長い間、原作者が映画化を拒んでいたが、安易にハリウッドに売らなかったのは正解か。映像的な見所を作ったストーリ展開にして、かなりいい映画化だと思う。嗅覚の映像表現もかなりピタリとくる。鼻デアデビル的な超人さはちょっとヘンだが、個人的には大満足。

http://perfume.gyao.jp/